エセジェントルマンをわらう

今日、某国分寺の某駅ビルのエレベーター乗り場で、
随分と偉ぶった、浮いた男性がいるのに気が付きました。
頃はお昼を過ごし過ぎた頃です。
昼食後に時間が余ったので、ちょっとデジカメのパンフを、
取りに行こうと思ったのです。

　本日発売になるカメラのスペックを
　確認したかったのです。
　今持ってるカメラの後継機が年末頃に発売になるというので
　今後を占いたかったわけです。

地元の名士か、テナントのお得意さんか、
ビルの重役か、そんなところだろうと思ったのです。
部下らしき人を数人従えていましたので。

で、乗り合わせた人の降りる階を聞き、ボタンを押しているんです。

「エレベーターガールならぬエレベータージェントルマンだな」
と自画自賛で笑っている男性、
エレベーター内にはおばさん・おばあさんが多数だったこともあってか、
「良い人ね」とかなんとか言われているわけです。
そこで、その男性。何と、
「今度の参議院選の全国区で立候補する○○党の○○です」
と言うではないですか。

「本当に立候補するんですよ！」と、部下らしき男性数人が
はきはきと相づちを打ってます。
で、やおら、名前を刷った名刺を配りだしたのです。

このblogを書いている最中も、
国会では集中審議が行われているはず。
衆参両議院は東京郊外で
のんびり油を売っていられるはずはない…はず。

候補と公言しているのですから、現役議員ではないんでしょう。
なのに、鞄持ち（ホントに鞄持ってたんですよ、部下数人が…）を
侍らせて妙に陽気なこの男性が公認される政党に、
見る目がないなあ、とげんなりしてしまった当方。

与党ではなく、野党、しかも最大勢力の、あの党です。

今の与党には嫌気が差してはいるけれど、
（お坊ちゃま内閣にはうんざり！）
エレベータージェントルマンを公認する野党も、なんだかなあ。
がっかりするよ。

選挙が近くなってきたこの頃だけ、
妙に明るい候補者達の胡散臭さを見破れないほど
有権者はバカではないと信じたいけど、
こんな時だけ妙に良い人ぶる、
平日昼間に部下数人とふらふらできる男性に、
みなさん、どうか騙されませんよう…