
「第3運動 骨盤底筋を鍛える体操 女性は尿道・膣・肛門を引きしめます 男性は肛門・睾丸を引きしめます」
実践年数が7年から1年未満と年齢が53歳から68歳の
生徒さんたちでした。
今回は「呼吸運動の仕組み」や「ユニークな呼吸筋」などの話を中心に
実技をしました。
○肺は自力で拡大や縮小しているのではない
○呼吸筋(内外肋間筋・横隔膜・腹横筋など)により肺が動かされる
○呼吸筋は横紋筋で随意筋なのだが自律神経に強く支配されている
○吸息(収縮)は自律神経の交感神経・呼息(弛緩)は副交感神経が
関係する
○T・K・Tの第5運動は特に「腹式呼吸」を意識的に行うことで
心身を活性化させる
などが内容でした。

「第3運動 背腹筋の運動 特に腰部(腰椎)筋を鍛えます」
少し専門的な話になりがちでしたが、生徒さん達はしっかりと聞いてくれました。
生理学的に自己の身体を認識することは、身体のづくり健康づくりには不可欠です。
さて、今回の札幌「みどり会館教室」でうれしい出会いがありました。
ログハウスビルダーで60歳前の男性との出会いです。
一目見て、肉体労働をされている職業の方だとすぐにわかりました。
危険を伴う職業がら事故などにもあい、「腰痛」に悩まされていたそうです。
指導終了後の「昼食会・交流会」にも参加され、全国各地での仕事の思い出など
聞かせていただきました。
女性ばかりの中での実践に戸惑いはなかったのかと聞きますと
「最初はためらったが、今は気にせずマイペースでやっています」と返事。
「女性のために作った体操ではないので、リハビリだと思ってぜひ続けいてください」と
お話しました。

「第5運動 整理運動(腹式呼吸) 股関節を内外転させながら開脚し、大殿筋と大腿部筋で身体を支える体操」
生きるため生活のためには働かなければなりません。
そのためには働きつづける身体をもたなければなりません。
どちらが先で後ではなく、同時に進めなけばならないのですが、
多くの人はそれど頃ではなく、仕事の邁進するのが世の中です。
特に世の男性はそのように生きているのではないでしょうか。
しかし、彼は自己の身体を大切するためにからだづくりの時間を作っていたのです。
このことがとてもうれしく思ったのでした。
T・K・Tが少しでも彼の身体に役に立つことを信じて、
「ぜひ次回も会いましょう。きっと継続は裏切らないですよ」と挨拶し分かれました。