最近めっきりスキーにはまっている杉坂です。
その影響かガイドもBCスキーなど徐々に行くようになってきました。
BCスキーとはいっても白馬のあたりの大斜面を滑るというわけではなく、どちらかというとスキーで山懐に入り込み、ゆっくりのんびりと山旅を楽しみ、その中でおいしい斜面を滑るといった感じです。
さて今回はなんと2泊3日でニセコへ行ってきました。
場所はニセコの中でも静かにのんびりとスキーを楽しめるチセヌプリ周辺。
前日2日の夜に札幌入りし、3日の朝からニセコへ移動。途中吹雪にも見舞われながら3時間少々でチセヌプリスキー場へ。初日はスキー場の非圧雪バーンと、軽いBCスキーで足慣らし。ニセコの雪の感触を確かめました。
翌4日はシャクナゲ岳~長沼のツアーへ。
天気は朝からあいにくの雪。視界はまあまあ利いたので、その後の好転を期待しスキー場トップからシャクナゲ岳へ。今朝までの降雪で新雪30~40㎝位か。スキーですねまでのラッセルですが、雪が軽いのでとても楽なハイクアップ。
ところがあいにく視界は悪くなる一方。ビーナスの丘手前でメクンナイまで行くというパーティーに追いつき、シャクナゲ手前まで一緒にラッセル。シャクナゲ池のあたりまでコンパスを頼りに進み、ここでシールをはがしエントリーの準備。
ところが視界は一向に良くならず、風も出てきたのでのんびりと好天を待つこともままならず、長沼にコンパスを振りゆっくりとドロップ。
北東面のわずかに生える樹林を頼りに長沼を目指しますが、フラットライトになった斜面は凹凸がわからず悪戦。半分を過ぎたあたりでようやく斜面が分かるようになったきたので、まずまずのパウダーを楽しむことができました。
長沼からは北面のほとりのゆるい尾根上に上がり一休み。するとどうでしょう太陽が姿をちらほら現し、今滑ってきた斜面を照らしているではありませんか!んー、滑るなら今だったかなー。ちょっと残念。でも日の光はすぐにまた雲に覆われてしまい、再びフラットな状態に。チャンスをつかむのって結構難しいですね・・・
あとはのんびりビーナスの丘に向け登り返し。
スキー場手前の小ピークまできて振り返ると、今日めぐってきたシャクナゲ岳がきれいに見えてきました。
あとは湯本の国民宿舎までひとすべり。なかなか大変でしたが、それでもニセコの山々のなかでスキーを使った山旅を満喫した1日でした。
最終日の5日はこれまた朝からあいにくの天気。チセの周辺は早々に諦めモイワへ移動。
天気は終日好転を見せず雪が降り続けたので無理はせず、ゲレンデの非圧雪バーンでスキーを楽しんできました。
いやーなかなかいいチャンスを掴むのって難しいですね!でもそんななかでいい場所を見つけて素晴らしい滑りができたり、また本当にいい天気でいい斜面に出会えた時に、全身で喜びを感じながら滑れるのかもしれませんね。
あたりまえだけどスキーもなかなか奥深い!さて次はどこに行きましょうか!