いよいよ秋も深まりつつある穂高。今回は北穂の東稜から大キレットを縦走してきました。
おりしも天候が安定してきたせいか、今週末の涸沢は大賑わい。布団1枚に3人!との話もありましたが、実際はそこまでにはならず、でもこみこみのヒュッテでした。
翌日は朝4時30分スタート。すでに夜が明け始めた中から沢を出発。
北穂沢を登山道沿いにアプローチし、南稜のクサリが始まるところから北穂沢のガレ場を横断。そのまま東稜へ取り付きますが、最後のガレの登りは案外悪かった・・・。
東稜の稜線上に出てからは、巻道は行かず忠実に稜線をたどりました。穂高の山々に囲まれた素晴らしいロケーションの中、岩稜、ナイフリッジの連続する変化に富んだ東稜を楽しめました。
核心のピッチも難なくクリア―!!
北穂の小屋で大休止ののち、本日2つ目の課題、大キレットへ。
クサリもあまりない高度感満点の岩稜を慎重に下っていきます!
さすがに飛騨なきからしばらくはアンザイレンしてさらに慎重に通過。
バックには滝谷の圧倒的な岩壁が!
最低コルからはやさしい稜線歩きが続きます。振り返れば辿ってきた大キレットが。
そして南岳の獅子鼻へ突き上げるハシゴを登れば小屋はまじか。
さらにこの日は夕日が最高にきれいでした!稜線の南岳小屋最高!!
最終日は昨日の余韻に浸りながらのこれまた素晴らしいロケーションに囲まれての下山。槍沢は先週までとは打って変わり、少し紅葉が色づき始めていました。
もう冬の気配さえ感じる中での優雅な下山となりました。このところ天気にはめっぽう恵まれた山行ばかり。これだから山はやめられなくなりますよね。