今年も残すところあと3日となりました。
クリスマスから私も年末年始山行に突入。おととい27日~28日は甲斐駒の黒戸尾根に行ってきました。
予報によると27日から寒波も峠を越し、28日にかけて高気圧に覆われる模様。上空はまだ風が強そうな気配でしたが翌日の晴天を期待し、竹宇の駒ケ岳神社にお参りをして入山。
やがて雲も徐々に切れはじめ、八ヶ岳をバックに急登の続く黒戸尾根を上がっていきました。
今年の黒戸は雪も少なく、刃渡りまではわずかに粉砂糖をまぶしたような程度。心配していた道の凍結もさほどではなかったので、時間こそかかったものの、比較的楽なアプローチで7合目に到着することができました。
この日は7丈の小屋に宿泊。夜は轟々と風が吹き抜け、ほんとに明日は穏やかな快晴になるのか?不安な思いもよぎりながらの就寝となりました・・・
あけて28日は快晴といかないまでも、まずまずの天気。風も少しずつ治まりかけてきました。
まだ冬のシーズンに慣れれていないので、明るくなった7時に7丈の小屋を出発。上空はまだ少し風がありました。
さすがにここから上部はばっちり雪が付き、サクサクとアイゼンの心地よい響きを聴きながらのハイクアップ。
8合目の鳥居直下から風が強くなり始めてたのでアンザイレン。ここから9合目までは鎖場の連続。慎重に通過していきました。
9合目からは風も冷たいながらも少しずつ治まり、快晴の八ヶ岳をバックに最後のひと踏ん張り!
今回の甲斐駒山頂は貸切状態。目の前には大きな仙丈岳や、左には北岳から間ノ岳の連なり。さらには鳳凰三山のバックには大きな富士山が。
さらに右には北アルプスの山々が、雲一つなく日本海の方までずっと連なっているのが一望できました!まさしく今日は絶景!最高の大パノラマを堪能することができました!!
さてさて名残は尽きないところですが、またまた大パノラマに抱かれながら来た道を忠実にたどり、黒戸尾根を下って行きました。
7丈の小屋についたのが午前11時30分。まずまずのコースタイムです。日は短いこの時期ですが、明日からはまた天気は下り坂。天気のいいうちにということで、この日のうちに下ることにしました。
5合目から振り返る甲斐駒ケ岳は山頂こそ見えないものの、まさに意不動堂。岩あり雪ありの登り応え十分な山だとつくづく感じさせられます。
最後はヘッドランプになってしまいましたが、無事に竹宇の駒ケ岳神社に下山。今回の幸運のお礼にお参りし、充実した2日間の山行を終えてきました。