![雷鳥バレーでスキー](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/7a/8c6d10d84f758e37bb63da12c97b280c.jpg)
昨日でガイド協会の雪崩検定試験も無事終わり、今日は登山研修所の積雪調査に同行した後、立山山麓の雷鳥バレースキー場でひと滑りしてます。 写真はスキー場脇のBCエリアでのワンショット。今朝までの新雪が程よく積もり、この辺にしてはなかなか快適なパウダーを楽しんでます!
2月ももう半ば。昨日今日で久しぶりに八ヶ岳へ行ってきました。
今回はいつものように赤岳鉱泉泊ではなく、テント泊での赤岳登頂です。
まずは重荷を背負って北沢をたどり赤岳鉱泉へ。金曜日だというのに結構下山してくる人たちに出会いました。
赤岳鉱泉までの道は、朝方までの降雪で雪化粧し、木々にもうっすらと雪が乗っていてとてもきれいでした。
さて翌日は5時30分に起床し、外をうかがうと空は満点の星空。
ところが出発間際に稜線付近はガスに包まれ、うかがい知ることができません。風も強そうな気配・・・
予報では遅くなるほど回復傾向ということもあり、ゆっくりとスタート。鉱泉のテント場はまだまだ穏やかな感じ。でも気温はかなり低く感じました。
中山乗越をこえて行者小屋へ。ここから仰ぎ見る赤岳は、雲の切れ間から垣間見えたり隠れたり。なかなか回復の兆しは現れません。
小雪のちらつく地蔵尾根を、とりあえず展望荘目指して上がっていきます。
稜線直下からは風もやや強まり、かなり低い気温とあいまって展望荘までの道のりは少し厳しい感じでした。
展望荘で大休止をとり天候の回復を待ちましたが、やはり回復は見込めず、とりあえずいけるところまでということで、再び身支度を整えいざ外へ。
視界は相変わらずでしたが以外にも風はさほどでもなく、まずまずのコンディションで登ることができました。でも気温はかなり低く、顔面はすでにピリピリ。
それでも何とか赤岳の山頂へ。記念撮影もそこそこに、逃げるように展望荘へ駆け込みました。
なんといっても今年何度目かの大寒波が襲来した日。ほんとによく頑張りました。
寒かったー!
大山から帰ってきたのもつかの間、今日はウィンタークラインマーズミーティングに参加してきました。
夜中に車を飛ばし松木渓谷の水銀公園へ。
今回初めて会う人もいましたが、ほとんどは見知った顔。去年はケガのため参加できなかったので、久しぶりの再開でした。
今回のルートは写真中央下の白く雪の付いたゆるい斜面を登り、中央部の浅いルンゼをつないでいくルートです。
パートナーは地元のクライマー小林さん。上の写真はこのルート中の核心部をぬけたところです。
ルートの内容はほぼルンゼの中の凹角やクラックをついていくもので、部分的には傾斜もまあまあ強く、なかなか楽しめるルートでした。
初めて組んだパートナーと、こんな素晴らしいクライミングを味わえ、今日は一日とても幸せなひと時を過ごすことができました。
最近はスキーにのめりこみ、「もはやクライマーではない!」などとうそぶいてみましたが、やはりしょせんカエルの子はカエル。何か忘れかけていた熱い思いを思い出させる一日でした。
北海道からとんぼ返り状態で、鳥取の大山へガイド研修に行ってきました。
今回の研修項目は、積雪期のショートロープ技術。ところが日本列島はまたまた強烈な寒気と冬型の気圧配置に覆われ、大荒れ状態。
それでも7日はホワイトアウト状態で視界はほぼゼロでしたが、天気は小康状態なので雪崩を避け、別山の北バットレス中央岩稜に取り付いてみました。
ルート中の岩稜はすべて雪稜と化し、次第に悪くなる天候に状況は悪化の一途。
雪稜、雪壁、ミックス、そして最後に恐ろしいナイフリッジをこなし、頂上稜線へ出たとたんに北西からの強風にたたかれ視界をなくしての下山。久々に気合の入る下山でした。
翌日の朝のNHKニースを見ていると、作家の五木寛之氏が新作の発表をしているところで、氏いわく「山登りの醍醐味は下山にある!」とのこと。まさしくその醍醐味を味わった下山でした。
さすがに8日9日は山に入ることができず、元谷避難小屋周辺で雪崩捜索訓練を繰り返し行いました。
んー、伯耆大山なかなか侮れない山ですね・・・
最近めっきりスキーにはまっている杉坂です。
その影響かガイドもBCスキーなど徐々に行くようになってきました。
BCスキーとはいっても白馬のあたりの大斜面を滑るというわけではなく、どちらかというとスキーで山懐に入り込み、ゆっくりのんびりと山旅を楽しみ、その中でおいしい斜面を滑るといった感じです。
さて今回はなんと2泊3日でニセコへ行ってきました。
場所はニセコの中でも静かにのんびりとスキーを楽しめるチセヌプリ周辺。
前日2日の夜に札幌入りし、3日の朝からニセコへ移動。途中吹雪にも見舞われながら3時間少々でチセヌプリスキー場へ。初日はスキー場の非圧雪バーンと、軽いBCスキーで足慣らし。ニセコの雪の感触を確かめました。
翌4日はシャクナゲ岳~長沼のツアーへ。
天気は朝からあいにくの雪。視界はまあまあ利いたので、その後の好転を期待しスキー場トップからシャクナゲ岳へ。今朝までの降雪で新雪30~40㎝位か。スキーですねまでのラッセルですが、雪が軽いのでとても楽なハイクアップ。
ところがあいにく視界は悪くなる一方。ビーナスの丘手前でメクンナイまで行くというパーティーに追いつき、シャクナゲ手前まで一緒にラッセル。シャクナゲ池のあたりまでコンパスを頼りに進み、ここでシールをはがしエントリーの準備。
ところが視界は一向に良くならず、風も出てきたのでのんびりと好天を待つこともままならず、長沼にコンパスを振りゆっくりとドロップ。
北東面のわずかに生える樹林を頼りに長沼を目指しますが、フラットライトになった斜面は凹凸がわからず悪戦。半分を過ぎたあたりでようやく斜面が分かるようになったきたので、まずまずのパウダーを楽しむことができました。
長沼からは北面のほとりのゆるい尾根上に上がり一休み。するとどうでしょう太陽が姿をちらほら現し、今滑ってきた斜面を照らしているではありませんか!んー、滑るなら今だったかなー。ちょっと残念。でも日の光はすぐにまた雲に覆われてしまい、再びフラットな状態に。チャンスをつかむのって結構難しいですね・・・
あとはのんびりビーナスの丘に向け登り返し。
スキー場手前の小ピークまできて振り返ると、今日めぐってきたシャクナゲ岳がきれいに見えてきました。
あとは湯本の国民宿舎までひとすべり。なかなか大変でしたが、それでもニセコの山々のなかでスキーを使った山旅を満喫した1日でした。
最終日の5日はこれまた朝からあいにくの天気。チセの周辺は早々に諦めモイワへ移動。
天気は終日好転を見せず雪が降り続けたので無理はせず、ゲレンデの非圧雪バーンでスキーを楽しんできました。
いやーなかなかいいチャンスを掴むのって難しいですね!でもそんななかでいい場所を見つけて素晴らしい滑りができたり、また本当にいい天気でいい斜面に出会えた時に、全身で喜びを感じながら滑れるのかもしれませんね。
あたりまえだけどスキーもなかなか奥深い!さて次はどこに行きましょうか!
1月19日から白馬~北海道旭岳~札幌~ニセコと、めまぐるしい移動を繰り返しながら忙しい日々をおくっておりましたが、昨日の夜久々に我が家へ帰ってきました。
この間、雪崩の講習あり、ガイド研修あり、プライベートスキーあり、ガイドスキーツアーありと
、とても内容の濃い毎日でした。
今回は雪崩の講習から始まったため、改めて雪の山を見る目が養われ、その後のガイド研修や、ガイドツアーに役立てることが出来ました。またプライベートのスキーではほとんど大ちゃんの案内で滑っていたのですが、方角による積雪の違いやおいしい斜面の見つけ方など、とても参考になりました。
白馬ではマーク先生はじめのりさん、智加子さんのJAN講師の方々、北海道では宮下さん、白石さん、大ちゃんといろいろな方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。