![秋ですね](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/4b/160f04da025e8c97a8051e1a7a061a1f.jpg)
こんにちは。 今日は高尾山周辺で、林野庁の方々を対象とした講習会に行ってきました。 影信山は風もだいぶ冷たくなってきており、秋も深まってきたなといった感じ。だいぶ歩きやすいシーズンになったんですね。 ただ、日曜日の雨のせいか、道は少し湿っぽくスリッピーで、気をつかいました。 紅葉も色付き始めた感じで、見頃はもう少し後ですね。
久々のブログです。この前は何書いたかなと確認してみれば、なんと妙義山でのプライベート山行・・・
実はまたも妙義山の報告です。今回はガイド山行の報告ですが。
本来の計画は谷川岳東尾根。16日に日和田山でクライミングの基礎的な講習を行い、そのまま水上へ。翌日の天気は曇りから霧と、あまり喜ばしい予報ではありませんでしたが、雨さえ降らなければと期待し就寝。
翌17日は4:30に水上出発。深夜に雨が降ったらしく。道はまだ濡れたままでした。気になる空模様はといえば、星のかけらも見えない真っ暗なくもり空。
まずは土合を目指して車をとばしましたが、なんと湯檜曽を過ぎたあたりから雨。それが土合に近づくにつれて本降りとなり、一時は土砂降りに・・・
これでは雨が上がっても、谷川の濡れた岩と沢はちょっと厳しい感じ。早々に計画を妙義山へ変更し、一路高速をとばして松井田妙義へ。
上信越道に入り、こちらも途中下仁田あたりで雨に降られましたが、妙義のあたりはまだ雨は降りそうにない感じ。とにかく急いで準備を整え、7:00妙義神社を出発。
途中小雨交じりの空模様となりましたが、大の字では雨もやみ,様子をみながら奥ノ院へ。ところどころ現れる岩場は、先ほどの雨でうっすら湿っておりとてもスリッピー!!
奥ノ院の長い鎖場でロープを付け、いざ登攀開始。今日の妙義はいつもと違い、靴のフリクションが期待できないので要注意。慎重に登って行きました。
稜線に出てからは岩がさらに雨で濡れており、緊張を強いられる場面が盛りだくさん。今日ほど鎖のありがたさを感じる妙義は初めてでしたね。もちろんロープでずっとアンザイレンしたままの行動。
何とか慎重に相馬岳まで歩を進め、ここで大休止。何組かのパーティーはここで縦走を諦め、下山にかかっていました。
我々は、天気が少し気になりましたが、その先のエスケープも視野に入れながら縦走続行。相馬からの下り、落石は相変わらずで、更に今日は足元の不安定さが増して要注意。茨尾根もガスにまかれて五里霧中といった感じでした。
それでも順調に行動し、昼前には鷹戻しへ。出だしの鎖と梯子は難なくこなせましたが、中間部から上の鎖はステップも乏しいうえにわずかなスタンスはかなりスリッピー!!傾斜もきついので、ロープも使いながら時間をかけ慎重に越えました。
本日の最難関を越えても、行く手はまだ濃いガスの中。東岳も中ノ岳もどこにあるのやら・・・
唯一の希望は、降ったりやんだりの雨が上がったこと。時折薄日もさすようになり、少しきが楽になってきました。
東岳、中ノ岳の長い垂直の鎖場も、ロープを使ってロワーダウン。何とか核心部を越えることができました。
お客さんも「はじめは妙義山を軽く見ていたが、ここで事故が多いのが分かった!」とのこと。本当にこんな雨交じりの日は要注意ですね。
15:30、無事に中ノ岳神社へ下山。このころにはガスも切れ、空には青空とウロコ雲も。振り返る妙義の山々に満足感と安堵を感じながら、帰路につきました。
実はこのところガイドの仕事があまりなく、ロープワーク等、ガイドのテクニックがさび付いてしまうかも・・・との懸念もあり、また妻がこのところの仕事のストレスがかなり溜まっていて、山に行ってうっぷんを晴らしたい!!!ということで、利害関係が見事に一致。そこでお互いの理想と今の季節ににぴったり合うということで、妙義山へ行ってきました。
ルートは表妙技縦走。通常は前夜に横川あたりの旅館に泊まって早朝集発という感じなのですが、当然仕事ではないので、妙義神社の道の駅で仮眠。しかし土曜日の夜は走り屋たちがたむろしていて、時折爆音をとどろかせながら疾走するので、うるさく、お勧めできませんね・・・。
翌朝は寝不足で4時30分に起床。表妙義縦走は、入下山口が別々の場所なので帰りはタクシーなのですが、当然これもタクシー代をケチり、金鶏橋近くの駐車スペースまで車を回し、再度妙義神社へ戻って入山。
妙義神社からの登山道は、台風の影響で本殿が工事中のため、通常のコースは通行止め。これは入山禁止か??とも思いましたが、なんとか大の字まで無事に行けたので、そのまま続行。
奥ノ院からロープを付け、いざ登攀開始??今回はロープワークの練習も兼ねての山行なので、ところどころやり直し?などしながらゆっくりと進みました。妻もハイペースではないので、割と楽について来れる様子。
岩のセクションでは、高さと必要なロープの長さなどを目算し、必要なロープを繰り出すなど、これまでのガイド中に行ってきたことを一つ一つ確認しながら行動。また常にクライアント役の妻を振り返り、挙動??を確認することも繰り返し行いました。
妻は妻で、高度感のあるクサリ場や岩の部分を楽しんでいる様子。鷹戻しから東岳、そして中野岳はクサリ場の連続。垂直のアップダウンもあり、かなりスリリングで面白かったようです。
午後4時にはニコニコ顔で金鶏橋の駐車場に無事下山。その後は妙義神社近くのもみじの湯でゆっくり温泉。二人とも妙義山で、か・な・り・実り多い1日を過ごしました。