春一番が吹くかと言われたこの日、雨の降りだす直前のチャンスをつかんで五箇山へ山スキーに行ってきました。
五箇山ICから小瀬の集落まで車で入り、入山開始。登山口となる神社の前からは、前日のものかトレースが付いていました。
小瀬谷かかる橋を渡ってからいよいよ尾根に取り付き。最初は急な斜面のジグザグ登行。キックターンを繰り返しての登行でした。
猿ヶ山から東に伸びる大きな尾根に乗ってからは、快適なシール登行。時折現れる急登をジグザグとキックターンでこなし、いよいよ強くなってきた南風を避けながら、おおむね北側斜面をトラバース気味にラインどりしていきました。
送電線の大きな鉄塔を2つ越えるあたりから、気が付けばあたりは大きなブナの大木の森。木の間隔もほどほどでいい雰囲気の斜面でした。
取り付きから4時間弱、11時30分に猿ヶ山山頂に到着。天気はまだ持ちそうです!
遠く立山連峰も望めましたが、山頂付近は雲の中。風はかなり強そうでした。
さて強風を山頂直下のくぼみでやり過ごし、スキーの準備。
山頂直下の斜面は疎林で傾斜も手頃。この日一番の良い斜面!かと思いきや、雪質はかなり重く、しかも激しいストップ雪!
ターンのタイミングも取りづらく、初めから悪戦・・・。
でもお二人は、ブナの林の中を上手に滑ってましたね。
1200mラインまで下りて来てからは、さらに雪は重くなり相変わらずのストップ雪。しかも深い・・・。
急斜面では小規模な雪崩も誘発してきたので、傾斜を落とし尾根上を忠実に滑降。
んー、ここまでくるともう修行の域ですね。
下の林道に出てからも油断できず、最後の急斜面は1人づつ修行??をかみしめながら滑降。
それでも天気は最後までもってくれたので、これはこれでなかなかいいスキー登山だったと思います。
猿ヶ山、初めてきましたけどなかなか良いクラシカルな山スキーのルートだと感じました。今度はぜひパウダーの時に来てみたいですね!