皆さま、あけましておめでとうございます。昨年も私のブログをご購読いただきありがとうございました。今年も改めて心機一転、ガイド山行ほかプライベートな山行にもどんどんチャレンジしていきますので、どうぞ引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
さて新年最初の連休はやはり八ヶ岳!まずまずの天気の中大同心稜などを登ってきましたよー!
このところ降雪もなくカッチカッチに凍った恐ろしい美濃戸の林道をドライブし、おばちゃんちの駐車場へ。あと少し遅れていたら満車で入れなくなるとこでした…。
とりあえず身支度をととのえおばちゃんに新年のご挨拶を終えると、一路鉱泉へ向け出発。
翌日は朝食をとり7時40分、のんびりと赤岳鉱泉を出発。大同心沢に入りすぐに左手の尾根へ。尾根はやがて急登になりますが年末年始のトレースがバッチリ付いており、アイゼンをキュッツ、キュッツと利かせながらの登高。
森林限界の手前で小休止。栄養補給、水分補給で身支度を整えアンザイレン。いよいよ細く急になる稜を登っていきます。
大同心の基部を回り込むといよいよ傾斜は増していき、雪と岩のミックス帯をアイゼンを利かせながら慎重に高度を稼ぎます。
核心部の5mほどの凹角を細かいホールドとスタンスをひろい豪快に越えていきます。バリエーションルートに入門者にとってここはいいトレーニングですね!
やがて大同心稜は広いカール上になり、薄く雪の積もった斜面をジグザグに登高すればほどなく稜線へ。
稜線はこの日も風が強く、特に硫黄と横岳の鞍部に当たるここは強風域。休憩もそこそこに縦走路をたどり横岳奥の院へ。
風は強いが天気は最高!八ヶ岳の主稜線から南アルプス、中央アルプス、御嶽山に乗鞍、そして一直線に白い北アルプスの山々、さらには富士山と新年早々から大パノラマを堪能することが出来ました!!
さてルートはここから三叉峰を越え鉾岳のトラバース、日ノ岳の長い下りと悪場の連続!
赤岳登頂は明日の南峰リッジからという事にしてこの日は地蔵の頭から下山。頭ではしばし北アルプスの雄大な眺めを堪能しました。
前日の予報によるとこの日の天気はもって10時AMまで。という事で最終日の8日は5時30分に赤岳鉱泉を出発。このところ毎週-10℃を下回る気温の中での行動だったので、この朝の気温はとても暖かく??穏やかに感じられました。-4℃なんてうちの玄関先の気温と変わらないではないか⁉やっぱ天気悪くなるんだな…。
行者小屋で小休止ののち南峰リッジめざし、まずは文三郎の急登をアイゼンを利かせ登高。
いよいよ南峰リッジが近づいてきたころ、空は白い巻層雲に覆われてきているではありませんか!
アンザイレンしてリッジに取り付いてみたものの、小雪がちらつき始めたかと思うと一気に天気は急降下。風を伴って吹雪の様相を呈してきました。
何と予想よりも早く天気が崩れて来たではではありませんか!
そんな時は潔く撤退!!後ろ髪惹かれながらもいよいよ風の強くなった文三郎を下山してきました。
行者まで下りてきて振り返ると山はすでに真っ白なガスの中。風もさらに強まった感じ。くわばらくわばら…。
南峰リッジからの赤岳登頂はかないませんでしたが、快晴の大パノラマから吹雪の撤退までとても内容の濃い有意義な3日間でした。
さてこれで2018年もスタート。これからも頑張っていきますよー!!