北海道合宿も三日め。今日は前半戦のヤマバとも言える雷電海岸のクライミング。
暖冬の影響で壁の草付も凍っておらず、ドロ壁クライミングに終始。緊張の一日でした。
そしてお決まりのへッデン下山。そこは冬壁らしさを味わいました。
モンスターエルニーニョの影響で激しい暖冬の中、雪を求めて北八ヶ岳・天狗岳へ行ってきました。
入山は定番の渋の湯。相変わらずの雰囲気。しかし今年は雪が少なすぎる、というより無い…。
ほぼ100%夏道をたどり、稜線をめざし登っていきます。
前日の季節外れの暖かい雨の影響で、この日の朝は完全に道は凍結。神経を尖らせ、集中してのハイクアップ。そして最後はたまらずアイゼン装着…。いやー歩きづらいシーズンだなー。
黒ユリヒュッテの前もご覧の通り。この日は中山までアイゼンを履いての足慣らしをして終了。あたたかな小屋で愉快に夜を過ごしました。そうそう、なぜかこの日に限り、ここで複数の知り合いにばったり!山の世界ってホント狭いですね。
翌朝は夜半からの雪で、一面の銀世界!とまでは行きませんでしたが、小屋の前は薄らと白いものが2cmほど積もっていたかな…。
朝食を済ませ、7時15分に黒ユリヒュッテを出発。薄らと積もった雪のおかげで昨日よりは歩きやすい。
昨日練習したアイゼンワークを駆使し??、中山峠からの稜線を東天狗岳目指して登っていきます。
2シーズン目のお客さんはアイゼン、ピッケルワークが板についてきました!
山頂直下で念のためロープを使用。薄らと積もった雪の下には岩やら木やら、何が隠れているか分かりませんからね。
無事に東天狗岳登頂。風はあるものの、気温はさほど冷え込んでいるわけでもなく、快適な山頂でした。
小休止ののち、東天狗岳山頂から中山峠まで戻り、今度は一路高見石へ。時間降雪1cm未満の降雪でしたが、樹林の中は雪に覆われてそれなりに冬山。
中山から高見石にかけての下りは、凍った夏道に薄らと乗る新雪。デコボコした岩の間は、アイゼン履きではちょっと辛かったかも。
大岩の積み重なる高見石もご覧の通り。忠実にマーキングをたどって展望台へ。しかし肝心の展望はゼロ…。
それでも冬山らしい雰囲気に、大満足のお二人でした。
しかし、核心部はここからでした…。高見石から渋の湯への下り、だたでさえ歩きづらい賽の河原は、湿り気を増したベシャ雪の影響でとてもスリッピー!この日一番の難所と化していました!!
いやー、シーズン初めからとんだ洗礼を受けた感じの山行でした。次回は白い雪の斜面に乞うご期待!!