GW後半をはずし、今週残雪期の剱岳・源次郎に行ってきました。
11日金曜日、室堂より入山。立山・剱方面は、2日前の降雪により一面真っ白。冬に逆戻りしたかのような様相。
翌12日は早朝4時に御前の小屋を出発。前日山々を白く染めあげ綺麗だった新雪は表面が硬いモナカ雪!容易に踏み抜き足を取られながらのアプローチなのでスピードが上がりません!!
1時間ちょっとかかりようやく源次郎の取り付き。1峰へ上がるルンゼはきれいに雪が繋がっているものの、やはりモナカ&デブリのラッセルなのでちょっと苦労させられました。そしてシュルンドも今は新雪に覆われ平らになっているので、知らずに踏み込むとズボ!股下まで踏み抜き!!はい出るのに一苦労!
さらに続く岩稜もすっかり新雪に覆われ、くるぶし上までの重たいラッセル!まったくスピードが上がらない!!
べったりと張り付いた新雪をかき分け、ピッチを切りながらの登攀に苦労させられながらようやく1峰。
2峰の懸垂ポイントが9時30分すぎ…。最後の本峰までの登りも所々膝まで踏み抜きながらの登高でした!
辿り着いた山頂はご覧の通り。お社は屋根が半分見れる程度で、山頂は南東側に張り出した雪庇に覆われていました。
山頂を12時30分に下降開始。予報とは裏腹に高曇りの時間もあり、気温自体がさほど上がらなかったので平蔵のコルから平蔵谷を下降。
前剱東尾根に引っかかる雪庇の脅威に神経を使いながらも、腐った新雪に足を取られとられ何とか剱沢へ。あとは御前の小屋までひたすら長い長い登り返し。
13時間かかり何とか明るいうちに小屋へ帰ってきたのでした。
いやー、今回の新雪、歩きの登山にとっては最悪の雪でしたね~。
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