9月も連休ウィークに突入。敬老の日から3日間、剱岳のクライミングに行ってきました。
17日はあいにくの天気。室堂から雷鳥坂の登りまではガスガスの中の入山。別山乗越から剱沢の下降は本降りの雨…。
雨は17日夜にはあがったので、翌日の天気に期待しての就寝。明けて18日は剱岳本峰にはうっすらとガスがかかっているものの、源次郎Ⅰ峰は見えているので少し時間を遅らせ、朝5時に剱沢の小屋を出発。
剱沢の下降は雪渓がかなり少ないものの、武蔵の出合あたりからは安定して下降可能。
まずは源次郎Ⅰ峰の肩をめざしハイマツの藪漕ぎで源次郎尾根のアプローチ。すでに膝が傷だらけ…。肩から中央バンドへのトラバースも激しい藪漕ぎでした。
成城大取り付きのハング下はまだびっしょりと濡れていましたが、見上げるルートはまずまず乾いていたので予定通り取り付き。
1ピッチ、2ピッチと順調にロープを伸ばし、ハイマツテラスへ。そこから右の名古屋大ルートと分かれいよいよ本ルートの核心、4ピッチ目のトラバースへ突入。多少ホールドは濡れていましたが、フリクションの良く効くエッジを頼りに左へ左へとトラバース。ルート図にかかれているクラックはブッシュ交じりで良くわかりませんでしたが、おおむね岩は硬く快適なクライミング。
今回は4ピッチ目を真ん中のダイレクトルートを横切るところで一旦切って2ピッチで抜けました。最後のクラックは一見もろそうなフレークでしたが、ここも硬い花崗岩でフリクションを利かせ豪快に越えました。
最終ピッチも無難に越えて登攀終了。案外そこから源次郎の縦走路に出るまでも侮れず、ハイマツをひっつかみながらのクライミング。
縦走路に出てまずは一安心。短いながらもピリッと辛く快適なクライミングを楽しめました!そしてここからが剱沢めざし源次郎尾根を怒涛の下降!途中懸垂下降を交えながらの厳しい下降となりました。
剱沢の小屋へ戻ったのは夜の7時30分。ちょっと時間がかかり過ぎましたが無事に下山。やれやれといった1日でした。
19日は朝から快晴。空気もかなりひんやりとしてとても気持ちの良い中を室堂まで下山してきました。山はもうすっかり秋ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます