台風18号が過ぎ去った翌日から、3年越しの計画であった北鎌尾根、やっと行くことが出来ました!一昨年、去年と悪天候やら何やらでのびのびになっていましたが、念願の山行がかないました!!
12日はあいにくの天気だったので、入山を1日遅らし13日に中房温泉から入山。まだ靄のかかる合戦尾根を登っていきました。
およそ3時間ちょっとで燕山荘。稜線はまだ風がありましたが目の前には念願の北鎌尾根や反対側には遠く剱、立山まで望むことが。
燕山荘からは表銀座を縦走し大天井ヒュッテへ。牛首の展望台からはいよいよ近くなった北鎌尾根が!明日の天気も約束された感じです!!
夜7時には布団に入り明日に備えました。
さあ明けて14日は満点の星空の下、大天井ヒュッテを出発。心なしか歩きやすくなった貧乏沢を下っていきます。
北鎌沢の出合で使用前の記念撮影!きっと槍の方に着くころにはヨレヨレ。
やっとの思いで北鎌のコルへ。でもまだ元気!ここからはロープを付けての登攀開始。
コルからひと登りで2749mのP9。トラバースの多いルートを慎重に通過して行きます。
P10にあたる独標を越えるといよいよ槍の穂先が目の前に。この先もまだまだ険しい稜線が続きます。
ここから先、ルートも判然としない個所があり慎重にルートを読んだり緊張するトラバースを越えたり、一度千丈沢沢側へ下ってからのガレ場の登り返しと、なかなかのセクションが連続。
それでも何とか北鎌平までたどり着き、いよいよ最後の穂先の登り。西からの冷たい風に叩かれながら一部2~3級の岩場をスタカットで登っていきます。
やはり時間はかかりましたが無事に槍の穂先へ。苦労を重ねて辿り着いた先での360度の大パノラマはまた格別。この日は飛騨側の雲海がまた最高にきれいでした。
15日の朝もまだ好天は続き、一仕事終えた喜びと安ど感に包まれながら槍沢を降りて来たのでした。
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