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Olympus PEN EES-2レストア④。

2011-02-20 01:52:44 | ジャンクカメラ
※このブログは、あくまで個人的な覚書であり、このブログを参考にして修理・分解を行ってカメラが壊れてしまっても一切責任は持ちません。


<組立て>
1)あとは組み立てて行くばかり。まずは、最後に外した革の下に隠れたネジ。
次に真鍮製のネジで止まっていた絞りリングを元に戻す。このとき先ほどのリード線の取り回しに気をつける。さらに、焦点距離リングを付け、セレン受光部を取り付ける。この取り付け作業は分解する前につけた印が一直線に並ぶように組み立てていくとよい。いずれの場合も、リード線の取り回しは結構大変。継ぎ足してる分だけ長くなってるわけやしね。ピンセットを使って下図のようにエプロン部に巧く収まるようにする。

2)軍艦部とエプロンを付け直す。軍艦部にはフィルム巻き戻しクランクも取り付ける。
3)最後に、前玉を取り付ける。ここにも印は付いてるけれど、一応、ピント出しだけしておこう。
これについては、参考資料がや参考文献④が詳しい。
この作業にはシャッターが開きっ放し(バルブ)になってないとダメ。でもEES-2はバルブは無いので、シャッターを切ると同時に綿棒を突っ込み、この隙間から一辺が1cmぐらいの厚紙を挟みこんで、強引にシャッターを開いたままにしてしまう。

なんか、このピント調整には専用の機械(コリメーター?)があるらしいけど、そんな高価なものは買えないので、無色透明のプラスチック板をサンドペーパーとかスチールウールなどでこすって、表面を半透明にする。そこにフィルムを覗くときに使うようなルーペをセロテープで固定。これを下図のようにカメラのフィルム面に弱い両面テープで貼り付ける。

焦点距離は無限遠に設定してあるので、窓の外とかに向けて、前玉を回転させながらフォーカスがピッタリ合うところを探す。決まったら、前玉を動かさないように気をつけながら銘板を取り付ける。銘板にも突起があるが、これが引っかかるところが奥のほうに見えると思うのでその間に巧く挟まるようにする。イモネジで固定して、さぁ、出来上がり。

では、試し撮りしてみるぞ!


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