MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『ミックマック』。

2010-09-24 21:18:00 | 映画日記
『ミックマック』を観てきた。

父が地雷で戦死。
家庭は壊れ、施設に預けられるも、脱走。
それから30年。
孤独ながらもビデオ屋で従業員として働きながら、人より幸せということは無くとも機嫌よくやっていた。
そんなある夜。
町で起きた銃撃戦の流れ弾に当たり、脳の中に銃弾が残ったまま残りの人生を過ごすことに。。。
職が無くなり、住む家も無くなり、ホームレスになってしまった彼は、同じホームレス仲間に迎え入れられる。
新しい家族と友人を手に入れた彼。
そんなときに、自分の脳に打ち込まれた弾丸を作った兵器会社の社長のスピーチを耳にした彼は、社長の儲け主義の姿勢に激怒する。
「父を殺した会社と自分の体をこんなにした会社に復讐したい!」
そして、彼と仲間たちのちょっとしたイタズラがはじまった。

ちょっとしたイタズラだけどやってることは大掛かりで命懸け。
そして、イタズラは世界の軍事バランスに大きな影響を及ぼすまでになる。
世界を平和にするためのイタズラ。
彼らにそんな気は無くても、結果的にそうなっていく。
イタズラが上手くいっても彼らが得をすることなんて無い。
頭の中の弾丸が無くなるわけでも、死んだ父が生き返るわけでもない。
でも、別にそれで良いのだ。
ちょっと変わった仲間たちと、素敵なパートナーが見つかったんだから。


一気に。

2010-09-23 23:16:06 | インポート
一気に寒くなったなー!
(ノ゜⊿゜)ノびっくり!!

昨日までクーラーちょっとつけようかな?ぐらいの暑さやったのに。
朝起きてびっくり。
豪雨に雷。
DVD返しにいかなあかんのに、あまりの状態で、めんどくささに火が点いた!
延滞金覚悟で二度寝。
c⌒っ -д-)っ ZZZzzz...

このまま秋に突入かな?


『京都太秦物語』。

2010-09-23 21:25:46 | 映画日記
『京都太秦物語』を観てきた。


大映太秦撮影所。
今はもう無いけれど、そこではたくさんの名作が生み出された。
その太秦を舞台とした、やさしいラヴストーリー。
今でもラヴストーリー作品って世の中にはいっぱいあるけれど、やたら悲しい話だったり、ドタバタのコメディーだったりとなんだか騒々しい。
けど、この作品はちょっと古臭い、今となってはなんだか独特の仕上がりで、静かで良い話だと思う。
山田洋二監督が太秦映画の再興を願って作った映画であり、立命館大学の若いクリエイターたちの映画でもある。
海老瀬はなって、こういう学生さんの作品になんかよく出るなぁ。『築城せよ!』もそうやったもんな。

お笑い芸人を目指す彼氏と、大学の文字文化研究者との間で揺れ動く恋心。
そうかー。。。
なんとなく答えは見えてたけど、やっぱりそっちを取るかね。
人は大人になるにつれ、生まれ育った町を出る人とそうでない人とに分れると思う。
どっちが良いとか悪いとか言うんではなく、そういうもんなんだろう。
彼女は、その町に留まることを選択した。
そうやって、愛する人たちの傍で生きていくことになるんだろう。

でも、映画の最後に、彼女は京福電車の中で一人静かに涙を流す。
それは、自ら切り捨ててしまった新しい可能性に対してであり、そのために人を傷つけてしまった後悔によるものなのかもしれない。

それでもすぐに涙を拭い、前を見る。
彼女はすでに新しい毎日の中にいるのだ。
そして、その先の未来はきっと素晴らしいものになるに違いない。