甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

悩める打者に・・・

2012-08-03 | 高校野球

毎年、毎年だんだん暑さが厳しくなるのは歳のせいでしょうか・・・

今日もピーカン本当に暑い1日でしたね・・・。

楽しみな甲子園の開幕もあと少し、5日の組み合わせ抽選が楽しみです。

来週からは忙しい日々、仕事はOFF状態?となりそうです

今日はタジケンさんのメルマガから、悩める打者にイチロー選手の言葉をお届けしたいと思います。


今日のテーマは【1試合で考える

小松成美さんの『イチロー・インタビュー』よりイチロー選手のコトバを紹介します。

「もちろん、1球1球に集中はするんですけど、空振りだとか三振だとかに一喜一憂はしないということが大事です。

そこで、打てない、もうダメだと思ってしまったら、次の打席には立てないですよ。

たとえ3打席、4打席ダメであろうと、『次』につなげる打席にしなければ、打ち取られてしまうでしょう。

三振しても、打ち取られても、そのピッチャーを打つための“何か”を得られればいいわけで、

僕は打席ごとに勝った負けたと騒がないように心がけています」

=====
よく、調子がいいと4打数4安打とか固め打ちをするけど、調子が悪いとまったくダメ。

4の0、3三振とかいう人がいます。

それではまったく使える選手とはいえません。

4の3
4の0
4の0

でも

4の1
4の1
4の1

でも

同じ12打数3安打の打率2割5分ですが、まったく違うということです。

毎試合1安打打つ人の方がよっぽど頼りになる。

その1本がタイムリーだったりしたら最高ですよね。

たとえ打ち取られても、情報を得て、収穫を得て、次の打席につなげられればいい。

4打数無安打でも、5打席目の1本出れば、それでいいんです。

次の打席に活かして、しぶとく1安打を打つ。


逆に、4の4と大当たりしても調子に乗らず、やるべきことに集中する。

調子に乗って、大振りになって、次の試合で打撃を崩したら何もなりませんからね。

あくまでも1試合トータルで考える。

一喜一憂せず結果を出す。

それを毎試合積み重ねていくことが大事です。

2割5分でもいい。

ぜひ、最低1本打てる、安定感のある打者を目指してください!


・・・というイチロー選手と、タジケンさんの言葉です。

こんな話を聞きました。

その選手(現在は某有名大学で野球やってます)甲子園でもレギュラーで活躍した選手なんですが、

ある練習試合でのこと・・・

大量点でリードし勝利した試合だったそうで、その選手はその試合で5打席4安打4打点。

素晴らしい成績ですよね!

4安打にはホームランあり、2塁打あり・・・のバッティングだったそうです。

しかし・・・その打てなかった「1打席」

場面は満塁。

ファールフライに倒れたそうです。

監督さんからは対戦後、5打席4安打4打点の活躍だったにも関わらず、

「この1打席」をこっぴどく怒られたそうです。

・・・今でもやっぱり怒られたことが分からないと言います。

いくら大量リードをしていても、ここぞのチャンスを物にできなかったこと、

更に上を目指すには、4安打に満足することなく、このチャンスを生かせる選手であって欲しいの

願いと気持ちからなんじゃないかなと感じました。

イチロー選手の言葉の意味とは少し違いますが、4本打ったからこの1本くらいダメでもいいじゃない!

・・・じゃないんだと思うんです。

4安打の好バッターだからこそ、最大のチャンスを生かせる図太いバッターであって欲しいとの気持ちかなと思いました。

・・・そうは言っても、そんな簡単に打てる物ではないんでしょうけどね。

この監督さんは、更にレベルの高い野球、選手を育てたいという気持ちを持たれた方なのではないかと思いました。


1打席1打席、まずはピッチャーとバッターの勝負。

ここを勝たないと次には進めないのが野球だと思うのですが、人は以心伝心。

ピッチャーに「こいつはこの球打てないな!」と思われるバッターになってはいけないってことだと思います。

よく野球の息子たちともそんな話しをしたっけ・・・

ゲームですから、相手に手の内、心の内を見られてはダメなんですよね。

「次に繋げる打席」とは・・・

1打席1打席、打席に立つ自分自身の「気持ち」のように思います。