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~球児たちの あしあと~

2012 夏!甲子園 第12日目 準々決勝 対戦結果

2012-08-20 | 2012 夏☆甲子園

第12日目 準々決勝 第1試合

光星学院と桐光学園との対戦、自分との戦い、そして意地。

「この一球」という言葉が凝縮された対戦だったと思います。


第12日目

準々決勝 第1試合

チーム名
光星学院
桐光学園

光星学院 金沢 - 田村
桐光学園 松井 - 宇川


「見たことのないスライダーだった…」 そう語ったのは光星学院 田村捕手

「2年生とは思えない球、3年生の意地で打った」と。

やはり光星学院の3・4番 田村捕手、北条選手はすごい選手です。

三振でも「見た」 

我慢の2打席があの8回の連打タイムリーに繋がったように思いました。

簡単に三振で悔しい・・・と終わらないのが彼らのすごいところじゃないかなぁと思います。

光星学院の今までを見ていると、昨夏の三高との決勝は置いても、こんな展開の対戦は殆どないんじゃないかと思う。

それだけ桐光学園の2年生エースには秘めた力があったのだろう。

しかし、今日の勝利にはやはり金沢投手の好投があったからこそ。

3安打完封勝利! 大拍手です。

最後の打者となった桐光学園主将 田中選手を三振で締め、やはり4強に1番乗りで名を上げました。


桐光学園の選手たち・・・いいチーム^^。

野球と仲間が大好き!っていうのがすごく伝わってきました。

特に松井投手は、今大会に出場している選手の中で1番のびのび野球をしている選手に見えました。

自分のこの一球が通用するかどうか・・・自分の一球と自分との戦いというか、

自分の一球とバッターとの勝負を楽しんで野球をしていた選手だったような気がしました。


敗れて泣き崩れてしまった松井投手でしたが、多分泣きたいのは3年生の宇川捕手だっだよね・・・^^;。

でも泣き崩れた松井投手をサポートしないと・・・その姿はさすが宇川捕手だなぁと思いました。

いい選手、いい先輩ですよね。

7回のピンチに三振ゲッツー!宇川捕手最高にカッコ良かったですよ^^V

今日の打席もバットグルグル、楽しませてもらいました^^。

もっと見たい選手だったなぁ・・・。


9回、野手が「松井ガンバレ!」って声掛けてけてましたよね。

どの場面よりこの場面に私は涙が出ました。

いい仲間です。

そら、昨日からの連投、松井投手の毎球全力投球じゃ、疲れは人一倍ですよね。

2回くらいには、疲れているんだろうなって苦しい表情してましたよね。

でも今日も松井投手、素晴らしいピッチングしてましたよね。

光星学院のあの打線を6回まで天久選手の1安打だけです。

昨日より多い15奪三振 甲子園では通算68奪三振。

並じゃない2年生エースですよね。

最後まで自分を貫いてよく投げたと思います。


松井投手、負けた悔しさの涙はもちろんだろうけど、あんないい先輩と野球ができなくなることへ、

そして先輩の夏を自分も背負ってきて、自分が打たれて申し訳ないって涙の方が大きかったように思いました。

野呂監督さんが、選手は一戦一戦成長しているとおっしゃっておられましたが、

下級生の締める桐光学園のスタメンの選手たちは、チームの3年生にも成長させてもらった夏だったんじゃないかなと感じました。

明日から新チームとなりますが、桐光学園の選手たちのこれからがとても楽しみになりました。

立派なベスト8に拍手を贈ります^^。


光星学院は、明日の準々決勝第1試合 「作新学院と東海大甲府の勝者」と準決勝第2試合での対戦となりました。


第12日目 

準々決勝 第2試合

チーム名
大阪桐蔭
天理

大阪桐蔭 藤浪 - 森
天理    山本・中谷・漆原 - 舩曳


大阪桐蔭と天理・・・秋から繋がるこの2校の対戦・・・

お互い負けたくない同士、やはりここで対戦となりますか・・・。


秋には負けを喫した大阪桐蔭が春に頂点を取り、更に夏には上回る成長を遂げたということでしょう。

藤浪、森バッテリーのHR!桐蔭は藤浪投手だけじゃなく打線も強い所が強みですよね。

藤浪投手の後半の修正がやっぱりすごい投手ですね。

森捕手は2年生、あと1年頼もしい選手です。

2回、3回と、無死1・2塁のピンチの場面、森捕手のナイス牽制とナイスファイトのあとの

藤浪投手の要所を抑えるピッチングは正にバッテリーって思う場面でした。

逆に天理は2回3回、森捕手の好プレーの後にも2死2塁、2死1・3塁、

また4回にも2死2・3塁とチャンスはあったんですがホームまであと一歩が遠かったなぁ・・・。

でも9回裏 2死 フルカウントからの吉村選手の快心のHR!

この一打はチームを代表しての意地の一打だったな。

吉村選手にとっては忘れられない一打でしょう。

天理いいチームでした。

中谷投手復活の夏、やり切ったという想いもあったと感じます。

選手たちは対戦直後、清々しい表情もありましたが、

スタンドの応援者からのエールに3年間の想い溢れる涙もまた清々しい涙でした。


藤浪投手にすれば、秋のリベンジも、完封へも、秋にホームランを打たれた関屋選手にも意識はなかった、

ホームランを打たれた場面でも、ホームラン打たれても別にいいと思って投げたと冷静。

見据える先が違う!という感じで貫禄・・・ですね。

大阪桐蔭は、明日の準々決勝第2試合「倉敷商と明徳義塾の勝者」と準決勝第1試合で対戦となります。


明日は興味ある倉敷商 西投手が見られるといいなぁと思います。