あの東北大震災から今日で1年!
大地震が発生したのは、会社のオフィスに居て、トイレで用事を済ませて、デスクに戻ろうとした時でした。あまりのひどい揺れに、トイレ前の廊下でしゃがみ込んでしまいました。
揺れが少し収まった時にまずとった行動は、廊下の突き当たりにある非常扉を開けることでした。間もなくすると、全員ビルから非難するよう緊急放送があり、ヘルメットをかぶり避難袋を持って、迎賓館前の広場に社員が集合しました。
広場に待機している間にも、大きな余震が何回もありました。午後4時半頃でしょうか、まだ交通機関はストップしていましたが、会社の判断で帰宅出来る社員は帰宅してよいことになりました。
会社のある四谷から、自宅の本郷まで通常でしたら、徒歩で30分です。地震発生から家族の誰とも連絡が取れていません。家族を心配しながら、ヘルメットを被り、防災袋を背負って歩きだしました。
外堀通りを水道橋方向に向ったのですが、歩道は逆方向の四谷、新宿方面へ歩く人で溢れています。その人の列を“惜き分け、惜き分け”進みました。
通常の倍の1時間で自宅にたどり着きました。一番心配していたのは、一人(?)で留守番をしている我が家の愛犬 グリフィン http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20120205 のことでした。
いつもは家のドアの鍵をあける音を聴きつけると、尻尾を振りながら吠えて駆け寄ってくるグリフィンの姿が見えません。それに、家の中のあちこちに棚から落ちて割れた、ステンドグラスの電灯、人形ケース、花瓶等のガラスが散乱しています。
ビルの5階から、彼一人(?)で避難できるはずがありません。居間にも、キッチンにも、風呂場にも、トイレにもいません。最後に寝室の隊長のベッドの布団をめくってみると、そこに震えるグリフィンがいました。