隊長が好きな「相撲」を紹介するシリーズの第148番(回)は、『豊昇龍 巴戦を制して、第74代横綱に昇進』をお送りします。
1月12日 (日) から東京・両国国技館で開催されていた大相撲初場所は、26日(日)に千秋楽を迎えました。
前日まで、12勝2敗で優勝戦線のトップに立っていた前頭14枚目の金峰山(木瀬部屋)が、前頭3枚目・王鵬(大嶽部屋)に敗れ、さらに結びの一番・琴櫻(佐渡ヶ嶽部屋)との大関対決に勝った豊昇龍の三力士が、12勝3敗並びました。
その結果、優勝決定戦は三人による巴戦(ともえせん)に。くじ引きで、最初に土俵に上がったのが、豊昇龍と金峰山。
本割が終わってから、10数分しか経過していない豊昇龍が、金峰山を万全の寄り切り。続いて登場した王鵬を土俵中央でつかまえると力強く寄り倒しで、王鵬を土俵下に。勝利の瞬間、顔をゆがめて “よしっ!” とばかりに大きくうなずき、優勝の喜びを表現しました。
今日・29日(水)の春場所番付編成会議、臨時理事会で、豊昇龍の第74代横綱への昇進が正式決定しました。
新横綱の誕生は、令和三年七月の第73代横綱照ノ富士 以来、三年半ぶりとなります。
その 照ノ富士は、場所中に引退 していましたが、これで来場所の横綱不在は避けられたことになりました。
台東区にある立浪部屋(たつなみべや)で行われた横綱伝達式。豊昇龍は、伝達式の口上で「謹んでお受けいたします。横綱の名を汚さぬよう気魄一閃(きはくいっせん)の精神で精進いたします」と口上を述べました。
(豊昇龍(中央)。左は立浪親方、右は女将・舞美さん)
さて、場所前に隊長が上げた、豊昇龍と照ノ富士以外の注目力士 の結果発表です;
場所前に、豊昇龍とのダブル横綱昇進も期待されていた大関・琴櫻
5勝10敗と大きく負け越して、来場所は大関陥落の “カド番” で迎えることに。
初の大銀杏(おおいちょう)で、土俵に上がった大関・大の里(二所ノ関部屋)
先場所の9勝6敗から、一つ勝ち越して10勝5敗の成績でした。豊昇龍の横綱昇進で、大の里も期するものがあることでしょう。
尚、春場所は、3月9日(日)から、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で、開催される予定です。
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1番~135番 省略
136番 2024/2/13 『しゃべくり007に、角界レジェンド五人が出演』
137番 2024/3/11 『令和六年春場所の注目力士は』
138番 2024/3/27 『尊富士 110年ぶりの新入幕優勝』
139番 2024/5/13 『令和六年夏場所の注目力士は』
140番 2024/7/16 『令和六年名古屋場所の注目力士は』
141番 2024/8/4 『照ノ富士 悲願の10度目優勝』
142番 2024/9/9 『令和六年秋場所の注目力士は』
143番 2024/9/25 『大の里、二度目の優勝で大関昇進決定』
144番 2024/11/9 『令和六年九州場所の注目力士は』
番外編 2024/11/22 『訃報:北の富士さん』
145番 2024/11/27 『琴櫻 初優勝で綱取りへ』
146番 2025/1/13 『令和七年初場所の注目力士は』
147番 2025/1/19 『横綱・照ノ富士ついに引退』