テレビ Vol.471 『大河ドラマ 「鎌倉殿の13人」』

隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第471回は、『大河ドラマ 「鎌倉殿（かまくらどの）の13人」』をお送りします。

 

 

「大河ドラマ」は、NHKで1963年から始まった、日曜夜に一年間かけて放送されている、歴史ドラマシリーズです。

第1作の『花の生涯』から、最新作『鎌倉殿の13人（英題：The 13 Lords of the Shogun）』まで、61作品が放送されています。

現在の放送時間は、総合テレビ 毎週（日）夜 8：00～、BSプレミアム 毎週（日）午後 6：00～、BS4K 毎週（日）午後 6：00～。隊長は、画質が良く、奥行きを感じさせるBS4Kで、観ています。初回放送は、1月7日（日）。

尚、「隊長のブログ」では、大河ドラマを、これで九作品紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい  。

タイトルの「鎌倉殿」が、源頼朝のこと。「13人」は、頼朝の死後、合議制で政治を動かした家臣の人数を、示しています。NHKのドラマで、英語のタイトルが付くのも異例ですし、大河の題名に、「13人」とアラビア数字が使われたのも、初めてです。

本作は、平安末から鎌倉前期を舞台に、伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった北条義時が、源頼朝第一の側近となり、遂には権力を握るまでを描いた物語です。

脚本：三谷幸喜。

「隊長のブログ」では、三谷幸喜さんの作品・出演番組を、これで五本を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい　。

音楽：エバン・コール。

主人公の北条義時を演じるのは、小栗旬。

共演者：大泉洋 、坂東彌十郎、片岡愛之助、 宮沢りえ 、新垣結衣、小池栄子 、ほか。

 

 

 

語り：長澤まさみ 。

 

 

第一話のあらすじ：1175年、平清盛（松平健）が大権力者として君臨していた日本。伊豆の地では、北条義時（小栗旬）が、父・時政（坂東彌十郎）、兄・宗時（片岡愛之助）、姉・政子（小池栄子）、妹・実衣（宮澤エマ）、らとのんびり暮らしていました。

しかし、流罪人・源頼朝（大泉洋）が、義時の幼なじみ八重（新垣結衣）と恋仲になり、男児の千鶴丸（子役）が生まれたことで状況は一変します。清盛から頼朝の監視を任されていた八重の父・伊東祐親（浅野和之）は、激怒します。頼朝が姿をくらます中、北条家にも捜索命令がくだり。。。

 

 

第八話までの感想：鎌倉幕府後期を描き、義時の子孫・高時も登場する  『太平記』 　が、正統派大河ドラマとすると、本作は、真逆のエンターテインメント性が強いドラマだと言えるでしょう。

セリフ回しなども、現代的で、コミカルな描写も多用されています。まさに、三谷幸喜ワールド全開といったところです。一方、戦闘シーンは丹念に撮影されてリアリティがあります。また、まだ幼い千鶴丸が祖父にあたる伊東祐親の策略で殺されたり、敵のはねた首を献上品として差し出すなど、残虐なシーンも登場します。

大河ドラマも、朝ドラ同様、主人公の幼い頃を、子役が演じることが多いのですが、本作では第一話から小栗旬さんが義時を演じています。

その義時、まだ頼りない感じがするのですが、これから出世するに従い、立派な武将として見えてくるのでしょうか。

大泉洋さんの頼朝、本人のキャラクターそのもので、軽すぎて威厳をありません。鎌倉幕府の初代征夷大将軍になると、少しは落ち着いた姿になって欲しいものです。

第七話から登場した源義経役の菅田将暉さん。今までの義経とは、イメージが全く異なった描かれ方をしています。

時政役の坂東彌十郎さん、宗時役の片岡愛之助さんだけでなく、梶原景時役の中村獅童さん、文覚（もんがく）役の市川猿之助さん、後鳥羽上皇役の尾上松也さん、と歌舞伎役者のキャスティングが多いのも特徴です。

 

尚、次回『鎌倉殿の13人』第九話「決戦前夜」は、3月6日（日）の放送予定です。

 

 

==「テレビ番組」 バックナンバー ==
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1～455 省略。

Vol.456 2022/1/27 『ドラマ「ミステリと言う勿れ」』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ca4fa27adbadd3a9663bdd88aecd7549

Vol.457 2022/1/30 『カンブリア宮殿～2021年10・12月放送ピックアップ～』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1ca2dd415154791dff1c37af280f6bae

Vol.458 2022/2/2  『ドラマ「愛しい嘘～優しい闇～」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c663f8bc8bce72b3e07bab8dbfe9e6b4

Vol.459 2022/2/6  『ドラマ「ファイトソング」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0a3fb941fd70239633c37465771d9240

Vol.460 2022/2/8  『ファミリーヒストリー「2021年10月～22年1月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/13590b0da02facb107563b02ec726be8

Vol.461 2022/2/10 『新春ドラマスペシャル「緊急取調室」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/18741568ee2034f3ddf67f5025ca21c6

Vol.462 2022/2/12 『ドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bc597ccd7ad11b9f1b8cb715df0e612f

Vol.463 2022/2/14 『世界ふれあい街歩き「ナポリ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e6647ecfa8ff95ae902b42ae395137f3

Vol.464 2022/2/18 『ドラマ「鉄オタ道子、2万キロ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/19cca947cdf0f307b9659791430a4f86

Vol.465 2022/2/20 『新春ドラマスペシャル「優しい音楽～ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ～」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/847165700dc8b29cb7d7415ca9c50c15

Vol.466 2022/2/22 『SWITCHインタビュー達人達「北川悦吏子×Ayase(YOASOBI)」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d6a17460b829ff879be50ab5f7de5784

Vol.467 2022/2/24 『ドラマ「ドクターホワイト」』  https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c2dc0be5d8dfe2192cd0763aeee5daa3

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Vol.470 2022/3/2  『2022年冬の連ドラ総括』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4cc03691763d776917fd236c31516c59