隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第90作品目は、『君よ憤怒 (ふんど ) の河を渉 (わた) れ』をお送りします。
『君よ憤怒の河を渉れ』は、1976年に公開された佐藤純彌(じゅんや)監督、高倉健 主演のサスペンス映画。
原作は、西村寿行の小説。
映画では、憤怒 (ふんぬ) を “ふんど” と読ませている意図は何なのでしょうか。
高倉健以外の主な出演者は、中野良子 (りょうこ)、原田芳雄、田中邦衛、ほか。
あらすじ:新宿の雑踏で検事の杜丘冬人 (高倉健) は、見知らぬ女から「金品を盗まれ強姦された」と告発されて警察に連行。
さらに、見知らぬ男 (田中邦衛) も「カメラを盗まれた」と供述し、逮捕されてしまいました。
これは、罠だと悟った杜丘は、現場検証の場から逃走を図り、手掛かりを求めて北海道に渡ります。。。
感想:この映画を初めて観た時には、強烈なインパクトを感じましたが、改めて観て、その感を強くしました。
オープングに流れる、男声スキャットの音楽も新鮮でした。
北海道でのシーンは、まるで西部劇の様ですね。
一回も操縦したことのないセスナ機で杜丘が、北海道から本州に飛ぶシーンは、仰天ものです。
さらに、新宿西口を疾走する馬、信じられない展開です。サスペンス映画と言うより、観ていて肩のこらない娯楽作品です。
この映画は、中国で公開され大ヒットしたそうです。その縁から、高倉健主演の 『単騎、千里を走る。』 が製作されました。
これまでも、健さんの映画を紹介する度に書いていますが、この映画に出演していた多くの方が、鬼籍に入られています;
高倉健、原田芳雄、大滝秀治、池部良、西村晃、など(敬称略)。
亡くなられた皆さんの、ご冥福をお祈りいたします。
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