『小江戸川越 日帰り旅行』(その2) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f304b14114cf8a63eddf56e31a1c7b6a
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「川越城本丸御殿」家老詰所の廊下の縁側に腰をおろし、庭を眺めていると、心地よい風が通ります。このまま、ここで昼寝をしたくなる誘惑を振り切り、次の目的地「喜多院」に向け出発です。
この日は晴天で、午後からは気温も高くなり、喜多院まで歩いて行くのはしんどそうです。そこへ丁度、レトロな雰囲気のボンネットバス“小江戸巡回バス”がやって来ました。ところが、車内は立っている人もいるほどの混雑です。
バスは諦めて、タクシーで移動することにしました。タクシーで「喜多院山門」前に着いたのが、15:00。
平安時代の創建とされる「喜多院」は、川越大師として親しまれ、名物だるま市などで賑わうと同時に、境内は文化財の宝庫です。徳川家とゆかりの深いお寺でもあります。
境内に入り、最初に「慈恵堂」にお参り。
「慈恵堂」の階段から、赤い「多宝塔」が綺麗に見えます。
次に「喜多院」の南にある「仙波東照宮」に向かいます。途中には、“赤いたいこ橋”もあります。
「仙波東照宮」は、元和3年(1617)、家康の遺骸を久能山から日光へ運ぶ途中、喜多院で法要が営まれたことにより、後の寛永10年(1633)に建立されました。日光・久能山とともに三大東照宮といわれています。現在の建物は寛永17年(1640)に再建されたもので、重要文化財に指定されています。
再び「喜多院」に戻り、「慈恵堂」の裏手にある「どろぼう橋」を渡ります。
昔、どろぼう橋がまだ木造の細い橋だったころ、町で泥棒をはたらいた者が町奉行の捕り方(罪人を捕らえる役目の人)に追われ、この橋をわたり喜多院に逃げ込みました。喜多院寺領は、江戸幕府のご朱印地なので、捕り方は境内に入ることができません。泥棒は、喜多院の大師さまにお参りをし、罪を深く悔い改め、善人になったといいます。それ以来、この橋を「どろぼう橋」と呼ぶようになりました。
どろぼう橋を渡った先が、「西小仙波町」です。有名な“川越まつり”の山車(だし)をしまってある倉庫があります。窓から中を覘くと、立派な山車が出番を待っているかのように置いてありました。
「東照宮中院通り」を西に歩くと、全長1.2kmの“クレアモール”にぶつかります。ここを左折し、一路「川越駅」を目指します。
“クレアモール”にはどれだけの店舗があるのでしょうか。丁度、下校時、学生も多く、賑わってています。
途中には、この商店街の発展の基礎ともなった「丸広(まるひろ)百貨店」もあります。
もう歩きたくないと思った頃に、川越駅東口に到着しました。叔母さんは、コーヒーを飲んで休憩したいと言ったのですが、隊長と従兄弟は生ビールを飲みたいと言います。
そこで、両方の希望をかなえられる、駅前の「川越マイン」3Fにある“サイゼリヤ”に入りました。生ビールを飲み干した後、ワインを飲みながら、この日の疲れを癒しました。
ほろ酔い気分で、「川越駅」17:40発「池袋駅」18:13着の急行で帰途につきました。歩き疲れたけれど「小江戸川越」を散策出来て、楽しい一日でした。
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