唇をかみしめて / 吉田拓郎
ええかげんな奴じゃけ
ほっといて くれんさい
アンタと一緒に
泣きとうはありません
どこへ行くんネ
何かエエ事 あったんネ
住む気になったら
手紙でも出しんさいや
季節もいくつか
訪ねて来たろうが
時が行くのもワカラン位に
目まぐるしかったんじゃ
人が好きやけネー 人が好きやけネー
さばくもさばかんも 空に任したんヨー
人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー
何かはワカラン
足りんものがあったけん
生きてみたんも
許される事じゃろう
自分の明日さえ
目に写りもせんけれど
おせっかいな奴やと
笑わんといてくれ
理屈で愛など
手にできるもんならば
この身をかけても すべてを捨てても
幸福になってやる
人が泣くんヨネー 人が泣くんヨネー
選ぶも選ばれんも 風に任したんヨー
人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー
心が寒すぎて 旅にも出れなんだ
アンタは行きんさい 遠くへ行きんさい
何もなかったんじゃけん
人が呼びよるネー 人が呼びよるネー
行くんもとどまるも それぞれの道なんヨ
人が生きとるネー 人がそこで生きとるネー
人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー
作詞 作曲 / 吉田拓郎
1982
■ 昭和譜心 ■
この
主人公は
無骨で不器用
しかも、要領が悪い !?
広島弁がいかにもなヤツ ・・・
あの頃、そんな印象だけで聴いていた
しかし、今の私には 「孤立無援」 八方塞な状態で
“ どうせ、俺はいい加減な人間なんだ ”
と、自暴自棄になりそうな男の
悲痛な叫びにも聴こえる
とても他人事と
思えない
唄
第五大成丸
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拓郎と言えばuchitamaさんという印象ですが、最後の一文、私も同感ですよ。
この動画を作る時に検索するためのワードは孤独な男だったんです。
背中の写真も多いのはそういう孤独とかを表現したかったんです。
私自身この動画を結構お気に入りです。
なるほど、確かに男の背中(後ろ姿)に孤独さが表れていますね。
哀愁さえ漂う画像もあります。ただ、男前が3人ほど参加 ・・・
1人は kantaroさん同様? 最近、素敵なパートナーと結ばれた方ですよねぇ。
( このパートナーの女性歌手、家族全員が好きなんです )
実は夏前に、uchitamaさんの作品でアップしかけたのですが、
この歌、気分的には冬から春あたりと思って保存していました。
で、そのあとアップされた kantaroさんの動画を拝見して、
今の自分の気持ちに、よりフィットしたので使わせて頂きました。
やっぱり気がつきましたか?
泣いている男の写真が欲しかったんですが、いろいろ検索してもなかなかいい写真がなくて。
しかしですね、意外と気がついた人少なかったんですよ。
意外と芸能関係には詳しいオッサンなんです。
なんせ、子どもの頃からテレビフリークでしたから ・・・
( 「オタク」 ではなく 「フリーク」 です!? )
この枠なら、息子や娘と同レベルで話せますよ! ( 私の方が上かも ・・・ 笑 )
テレビが好きだったから余計に、
昔、テレビ等のメディアに露出しなかったフォークやニューミュージックの
アーティスト(陽水や拓郎)に興味を持ったのかもしれませんねぇ~。
やはり、30代でいろいろな人に出会い、いろいろな話を聞いたり、いろいろな生き様を見て、「しゃあない!」と思うことが多くなってしまい、若い時、大嫌いだった先輩が言うてたことが「なるほど!」と思えることが少し出てきました。
ナンボ、頑張って生きても 人生100年です。
ナンボ、ええ加減に生きても 50~60年は生きれるもんですゎ(笑)。
私はもう50年、ええ加減な生き方で生きてしまいましたぁ(大笑)。
そやからとは言いませんが、残りの人生 “楽” しようとは思ってません。
( 最低限、ええ加減やない生き方はせなあかんでしょうね! )
勘違いされるかもしれませんが、
まさか皆さん、残り数年(何年生きれるかわからん老後)のために
20~60代の40年もの間、イヤな(好きでない)仕事を我慢して続けている ・・・ ?
私はそこまで人間ができてませんでしたので、先に “楽” を選んだのかも ・・・ ???
普通とは逆で、確かにちょっとしんどいパターンですけど、
それはそれで “楽しめる人生” になっていくような気がします。
人生、どこで何があるかわかりませんからねェ ・・・ !!
コメントありがとうございます。
未来に向かう気持ちを歌にすることもあるでしょうし、
過去を振り返り懐かしむ内容の歌もあるのだと思います。
ただ、ミュージシャンやアーチストという範疇に収まらない
「吉田拓郎」 という人間が、自身がどんな人間であるか、
ありたいかという自問自答に答えるため、「その時の今」 の
自分の姿(考え)を解き明かしているような気がします。
「この時の今」 を語るのに、“ガキの頃” の情景と
言葉(方言)が必要だったのかもしれませんねぇ ・・・ 。