ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
以前のブログ名:和色ムーブメント

場末のスナック

2008年09月30日 | 楽時々益


「場末のスナック」
私が今、最も注目しているフレーズかもしれない。
そして、来年あたり再ブームの予感も ・・・ 。





地元に
帰ったついでに、ツレ(友達)と会って新しくできた居酒屋(前獲れの魚がウリ)で
飯を喰った。どうやら、ツレの知り合いが経営しているようだ。( 娘がバイト? )
田舎はどうも世間が狭い。あちこち挨拶も疲れる ・・・ ? まあ、そう言いながらも
都会にはない間合いは楽しいものだ。妙に癒される。

店を出て
ツレが他のツレを集めるため電話を掛けた。しかし、誰も出ない ・・・ もうアイツら、
どこかでお姐さん方と楽しく飲っているか、彼女?とシケこんでいるのだろうか。
まあ、事前にアポを取らなかったから仕方ないか ・・・ 。いや、アイツらが悪い!

タクシーで
街一番の繁華街へ向かう男二人。絵にはならないが、それなりに楽しいものだ。
金曜の夜、時間は23時を過ぎた頃だろうか、メインストリートは飲み客と黒服で
溢れていた。今の景気 ・・・ しかも田舎 ・・・ だが、予想に反して活気があった。

若者のパーティー?
を避けながら、小さなビルの通路を抜け、奥の階段を2階まで上った。
扉を開けると、そこは 「スナック」 だった。“スナック” という響きの店は何年ぶり
だろうか。入口にすかさずママが ・・・ 30年前の時代にも存在していたような
ママだった。それはさておき、ツレは超常連なのだろうか? そうなのだろう ・・・ 。

哀愁が漂う
昭和な空気が店内を覆っていた。何故か、過ぎし日の懐かし想い出が脳裏に
去来する。すでに酒が入っているせいか、抑えてもニヤついてしまう自分がいる。
ツレが、“どないしたんゃ?” と心配げに下から見上げる。“何でもないわい” と
引き攣った笑いで答える。

“気持ち悪いヤッちゃなぁ”
と今度はツレが揶揄する。その二人の光景を見て呼んでもないのにママが話に
加わる。“あ~ぁ、ブっさいくなママの店で、マっずいウィスキーでも呑むかぁ!” と
私は大きな声で言い放ってボトルの封を切った。昔(20歳の頃)の決まり文句と
一連の行動だったような気がする ・・・ 。

私たち以外は
カウンターの椅子を一つ飛ばしに座っている各種オタクな3人様(お一人様3組)。
1人は、下を向いてグラスをじっと見つめ飲んでいる、何となく窓際に追いやられた
サラリーマン時代を演じているのだろう 「懐古オタク」 の初老男性で、もう1人は、
普段は物静かで誰とも喋らないがマイクを握ると性格が一変する 「カラオケオタク」
の様相の細身なお方。そしてもう一人は、ひたすら女の子の動きを目で追っている
「フィギアオタク」 のような雰囲気のブルーカラーな中年オヤジだった。

女の子は
二人いた(もちろんママ以外!)。しかも、二人ともそれなりに綺麗で器量も悪くない。
一人の女の子が近づいてきた。ハッハ~ン!どうやらこの子がツレの目当てらしい。
オッサンになった今でも、そういう切ない楽しみを求めて小金を落としているらしい。
昔、あれだけエライ(大変な)目にあったのに ・・・

まあ、
私も 「場末のスナック」 を楽しんだ(たぶん)。 ・・・ 酔ってて記憶ほとんど無し!
写真を撮った記憶はないが、ツレが彼女を真剣に口説いていたことは憶えている。
言葉もハッキリ憶えている。今後の展開が楽しみだ ・・・ !?

ママさん、
楽しい時間をありがとう!
また顔を出します。その時、まだお店があれば ・・・ ???



■ 楽時々益 ■

飲食業界には
仕来りや慣わしがある

しかし
一般常識は通用しない

あるとすれば
客が集う店が良い店であり

その店だけの
常識が存在するということ

だから、面白い
だから、通うのだろう

第五大成丸



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