「開港50周年の特定重要港湾」
私はこの港で育った。
今年、開港50周年らしい。( ということは、同い年! ・・・ ?)
親父の仕事の関係で北九州の港町で生まれた私。すぐ、港神戸に引っ越した。
そして、この港町にやって来たのは4歳の頃だったろうか。まるで、小屋(劇場)を
求めて全国を旅する、ドサ回りの旅芸人一座のような生活がそこにはあった。
現場(仕事)が終われば当たり前のように、次の現場(生活は飯場)へ ・・・
というスタンスだったが、のちの高度経済成長時代に近づいていた為か、幾分
解消されていった。そして、わが家は仕事と生活の基盤をこの港町に置いた。
もちろん、大きな港(港湾)だから漁船やフェリーなどの旅客船も行き来している。
しかし、中心は何といっても貨物船である。岸壁に横付けされた大きな貨物船で
荷役が行われている姿が、この港の港らしさだ。その荷役のニオイ(荷と重機の
におい)がこの港のニオイであり、私の好きな “港の匂い” である。
船が接岸する岸壁や一文字などの防波堤の基礎(海中)工事の多くに親父は
深く関わっている。というより、50年以上もこの港の港湾工事に関わってきた。
だから、私はこの港を単なる港として捉えられない部分がある。港のあちこちに
親父が職人として、また、プロとして仕事をした形跡があり、只々敬服である。
今更だが、誰にでもできるものではない仕事をしてきた親父を誇らしく思う。
と同時に、私自身の仕事への向き合い方には自問自答の日々が続いている。
「みなと祭 海上花火大会」
今年も 「海上花火大会」 が催されたようだ(7/25)。
この花火大会、私が子供の頃には無かった。少なくとも、私がこの港町を離れて
(約30年前)以降からの行事である。今では市の大きなイベントとなっている。
たぶん初期の頃、この花火大会にも親父は関わっている。
海上の台船(コンテナなどの荷物や大きな重機が積めるデッキが平たい船)の
上で打上(仕掛け)花火をセットして空に向かって打ち上げる。台船の所有会社
の仕事をしていたので、台船の曳航や花火のセッティングも手伝ったはずである。
ここ数年は行けてないが、山や川とはまた違った港湾ならではの雰囲気があり、
湾内に大きな花火が上がると、海からの柔風に乗って花火の音と火薬のニオイ
が漂ってくる。すると子供の頃、フェリー乗場から海に向かって打ち込んでいた
ロケット花火の音とニオイを想い出す。妙に “懐かしい匂い” である ・・・ 。
来年は、LIVE を見に帰ろう!!
■ 昭和懐古 ■
悪友とふたり
夜のフェリー乗場
岸壁横のタラップに
ロケット花火をセットする
マッチで火をつけ着火
導火線に赤紫の火がつく
白い煙を少し放ちながら
シュルシュルと音が鳴る
まるで、トルネードか
ジャイロボールのよう
渦を巻きながら勢いよく
海面を数㍍這って進む
海中に沈む前、
青白い光を微かに残した
次のロケットに火を ・・・
第五大成丸
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暑いですね。
特に外でする仕事は大変ですね。
よろしかったら、私のブログに遊びに来てください。
時事ネタのほか、住宅や測量、地質調査などの話題を扱っています。
コメントありがとうございます。
暑いですね。しかし、やっと夏らしくなってきたと思ったら、
お盆を前に、台風や地震の影響で各地に大きな被害が出ているようですね。
( 広島は大丈夫だったのでしょうか? )
ブログ、ゆっくり拝見させて頂きます。