日曜日、
後輩Jの披露宴でオヤッさんの挨拶に感激し、「シリウスの道」 を観て
遠い昔と原作に想いを馳せ、充実した一日を過ごしたのですが、実は
もう一つ、ブログネタが ・・・・・
前職場の
グループ会社(親会社)の東京オフィスで営業をしている N という男がいます。
私と郷里が近い後輩です。私は大阪在住ですので、お互い顔を合わせることは
最近少ないのですが、彼はワインを中心としたブログを持っていて、お互いの
ブログを見ることで近況を知ることができます。その彼のブログで、つい最近
まで登場していた 「伝説の男」 という同僚(後輩)の括りがありました。
「伝説の男(W君)」 の武勇伝?を面白可笑しく綴っていたのですが、どうやら、
W君 が退職?して伝説が途絶えています。私は W君 の隠れファンとして、
また N のブログに 「伝説の男」 として登場してくれることを期待しています。
実は、
私の周りにも 「伝説の男」 が存在していたことを日曜日に気づいたのです。
今まで、特に気にしていなかったのですが、“ヤツ” はそこそこ 「伝説の男」 です。
今日はその “ヤツ” を紹介します。
以前、
このブログで1回登場した後輩の 「P」 という男なのですが、非常に変わった
ヤツです。そう、普通じゃないヤツなのです。 P の風貌といえば、天然パーマを
パンチパーマ風に短めにカットして明るめのブラウンのカラーを入れ、趣味で
集めている色とりどりのグラス(眼鏡)をその日のシーンや自慢のスタイリッシュ?
な服装に合わせてコーディネイトしているという、一瞬、アパレル系の兄ちゃん風
ですが、現場(仕事場)ではバンダナを頭に巻き(天パが撥ねないように)、鼻を
フガフガ鳴らし息を荒げながら仕事をしているヤツです。実は、どんくさいこと
この上ないヤツでもあります。ヤツのエピソード(武勇伝ならぬ不勇伝)をまとめる
と、「伝説の男」 としてトップクラスの “不勇伝” が出来上がるのではないかと ・・・ 。
日曜日、
後輩Jの披露宴のあと、元職場近くで開かれた二次会 ・・・
Jの元同僚や後輩が祝福に訪れたはずです(私は不参加でした)。その中に
この 「P」 は紛れ込んでいたのです。私が家で見ていた 「シリウスの道」 が
終わったのが午後5時40分だったのですが、それから30分ほどして携帯に
着信音が ・・・ 「P」 からです。たぶん、二次会は午後6時過ぎには終わった
のでしょう。
「P」 が電話口で、
“すんません、今終わりました。どうしましょう?どうしたらいいですかっ ・・・ ?”
一応、二次会が終わったら、どこかで会って酒でも飲もうや、と約束をしていました
ので、突然の電話ではなかったのですが、私は家に帰っていましたので、梅田まで
出るのが億劫になり、「P」 に “梅田まで出るんしんどいから、お前、家に来いや!”
と伝えました。「P」 は “わかりました!伺います。” と素直に返事をくれました。
“着く前に電話入れてーや!駅まで迎え行くわ” と伝え、一旦、電話を切りました。
さて、
家に食べもの(酒の肴)がありません。P を迎えに行くついでにスーパーで
買い物を ・・・ ということで直ぐに家を出ました。二次会が堂島あたりで開かれて
いたということですので、梅田まで歩いて阪急で来るか、地下鉄で千里中央まで
来るのか ・・・ まあ、いずれにせよ1時間は掛からないはずです。
近くなれば電話が入るので、その時に最寄りの駅まで迎えに ・・・ と考えながら
私は急いでスーパーへ向かいました。
スーパーで
買い物をしていると、携帯の着信音が再び ・・・ 「P」 です。
私 : 「 おぉ、早いなあ! もう着いたんか? 」
P : 「 いえ、まだです。 今、門真(かどま)・・・ ですかねぇ。 」
私 : 「 はあーっ! 門真??? なんでや? なんで門真におるんや? 」
P : 「 え~っと、今、モノレールに乗ってます ・・・ 。 」
私 : 「 モノレール? ( ・・・ 乗りたかったんか?) 」
P : 「 ひょっとして、間違ってますか? 」
私 : 「 ハイ、おもいっきり間違ってます!・・・ まあ、ええけどなぁ 。。。 」
地元大阪を反時計回りに大きくカーブ(遠回り)して楽しんでいるようです。
前回、
P が来た時に、“Pの家やったらうちからモノレール1本で帰れるから ・・・” と
教えた日、朝まで飲んで始発で帰ったことがあったのですが、二次会があった
のは堂島あたり(キタ)で、P は北新地でも働いていましたし、現在、P は
阪急電車梅田駅にすこぶる近い堂山のやきとり屋で店長をしています。
私の家は阪急の千里線に乗れば簡単に来れるのです。ひょっとして、ほんまに
P はモノレールに乗りたかっただけなのかも ・・・ ?
( これって、そこそこ不勇伝! 伝説になりますよねぇ ・・・ )
駅前のロータリーに
P が立っていました。横には後輩の “Kちゃん” がいます。誰か連れてくる予感は
ありましたので驚きもしませんが、手ぶらで来たのには驚きました。Kちゃんは
年齢からすれば、P の後輩です。言い方を変えれば、P は Kちゃんより先輩です。
私たちの業界では基本的に先輩を立てます。そしてその分、先輩は先輩なりの
振る舞いで後輩に教えなければなりません。それぞれ一人で来る時には手ぶらでも
私は構いません。ただ、後輩がいる時にはちゃんと先輩としての姿を見せなければ
なりません。缶ビール1本でいいのです。ピーナッツ1袋でいいのです。まあ、私の
今までの指導が足りなかったということでしょう ・・・ 。
( Pの先輩として私が反省しなければなりません )
そうこう考えているうちに、
家に着き、飲み会(三次会?)が始まりました。大したもてなしはできませんが、
あれこれつまみながら酒もそれなりに飲みました。P も Kちゃん も 私も酒は
何でもこい!ですので、家にある酒を端から ・・・ 。飲むとどうしても仕事の話にも
なります。ただ、私の退職の経緯に関しては、デリケートな部分もありますので、
後輩にすべて話す訳にはいきません。申し訳ないとは思いつつ、今は触れずに
流してほしいという空気をつくります。まあ、後輩たちの何人かは私の歳になれば
理解できることもあるでしょう ・・・ 。
さて、
私はまだ無職ですので、明日の朝の心配はいりませんが、P と Kちゃんは
仕事です。あまり長居をさせるわけにはいきません。時計を見ると午前様です。
もう電車のない時間になっていました。とりあえず、外へ出てタクシーを拾うことに
しました。二人は掛けてあった上着を着て家の外へ ・・・ その時です。 P が
“財布がない!どこか忘れたかなぁー、落としたんかなぁー” マンションの通路で
真夜中にわめき出しました。私は、“家に戻って見てこいや!” と声を掛けました。
皆で一旦、家に戻りました。
財布は
ありました。しかも、P 本人のスーツの上着の中に ・・・ これはよくある話です。
メガネを頭の上に掛けているのを忘れて、“ メガネ、メガネ、メガネがない ・・・ ”
と探し回るパターンです。しかし、P はそうではなかったのです。P の財布は
Pのジャケットと共に私の家にあったのです。要は、P は私の礼服のWの上着を
間違えて着たまま帰ろうとしていたのです。私のウエストは P より10cm以上は
大きいはずです。しかも、P のスーツの上着はシングルで私のはダブルです。
なぜ、着た時に気づかないのか ・・・ ???
( この日、2度目の不勇伝!です。 これが 「伝説の男」 たる証拠です。 )
ここに 『 伝説の男 』 誕生!
■ こんたく堵 ■
勇ましい手柄を立てた男の話が
武勇伝として語り継がれ伝説となる
しかし、作られたものも多いはず
どんな時でも自分らしく
素直に行動することで生まれた
“不勇伝” は悪くないものである
私はそんな不勇伝なら好きである
私はそんなヤツが好きである
第五大成丸
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わざわざコメントありがとうございます。
何度も同じことを言うようですが、同じアングルに
構えても、つかまえた写真の1シーンは、撮る人に
よって全く違う表情になるんだ、ということを
花月さんの写真を見て感じるのは私だけではない
はずです。今後も花月さんのアングルで良い表情の
写真を撮り続けてください。
いろいろ書いていますね。
楽しく読ませていただきました。
また寄らせて頂きます。
リンクはOKです。
よろしくお願いします。
花月
伝説の男 W 楽しみにしてます!
大阪で飲みに行く機会があれば、
伝説の男 P を紹介しますね。
私のブログのご紹介もありがとうございます。
後継者もいますし。
そちらの伝説の男さんも応援しています。今日あんまり記事読む時間がないので読み直します。