Life with Leica

ライカ片手に写真散歩

何でもない風景

2006年01月28日 | 尼崎
Leica Ⅲf 

実にどこにでもある街灯とブロック塀だ。ただ、これが自分にとって特別なのは、子供の頃住んでいた家の前にあった工場の壁であること。つまり少年時代の思い出には欠かせぬ風景の一部なわけだ。
ところが先日気が向いて近くを歩いたところ、再開発で見事に消えていた。まあ、自分ももう何十年も生きてきたのだからそういうことは仕方のないことではある、と特にセンチメンタルになったわけでもないが、夜、銭湯への行き帰りにこの街灯と壁の上に眺めた月は今も忘れられないのである。

そのあたりの風景はこちらにも。