Osaka City
RICOH GR DIGITAL
新世界の国際劇場。
映画といえば・・・。
昨日、初めてDVDで「荒野の用心棒」を観た。
黒澤明の「用心棒」の西部劇版とは知っていたが、ストーリーがここまでそっくりとは思わなかった。これが違和感なく観られるというのは、クロサワの「用心棒」が元々西部劇のような作品だったということなのだろう。
そういえば「七人の侍」にしても、たしか、作家の井沢元彦氏も述べていたように、日本史上にはありえない状況設定であるし、これも西部劇になりやすい作品であったといえるだろう。
黒澤作品が高い支持を受けた理由の一つはそのあたりにもあるのかな、と思いつつ面白く観たのであった。
(「七人の侍」が日本史上にありえない理由というのは、兵農分離ができたのは江戸時代になってからで、その頃なら野武士が暴れまわることはなかったはず、ということ。逆に、野武士が暴れまわるような時代なら、農民もまだ武装していたはずだからだ)
