私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

肩を滑車にする

2017-04-10 22:53:48 | 空手
みなさん、おはこんばんにちは、渡部建です。佐々木希と結婚します。嘘です。羨ましい限りです。(´;ω;`)
さて、題にもある「肩を滑車にする」というのは、新垣師範の言葉です。
しかし、私にはこれが理解できず、前回の講習会では、新垣師範に再び丁寧に指導していただきました。しかも、個別に。
それでもどうにも理解出来ない。
もちろん、肩の構造上、肩が滑車のような形になっているのは理解出来ます。しかし、それがどうにも技と結び付かない。
結局、私は「これは新垣師範の個人的な感覚であって、全員に当てはまる感覚ではないのかもしれない」と都合よく解釈し、自分の中で避けていました。
ところが、前回、中四国稽古会でKさんに、前鋸筋の意識を持って突きを出すことを教えてもらい、これがしっくりきていたので、前鋸筋を意識して突きの練習を続けていました。すると、フッと肩への意識が滑車と重なり、技として一致したのです。すると不思議なことに、他の感覚も繋がっていきました。その一つ、手の内の使い方もしっくりきて、親指で最後に拳を落下させることの重要性も腑に落ちたのです(ひとりよがりかもしれませんが)。
沖縄武道空手は理論的で効率的です。しかし、それを自分のモノにするには、直感的な感覚が必要に思えます。
その感覚を得るためには、自分一人では限界があるようです。どんな優れた師を持っても、それを受け取るだけの器が無ければ、ザルのように抜けていきます。(少なくとも私の器では、受け取ろうにも溢れ出てしまっていました。)
そんな時、同じ目標を持った同志がいるというのは、優れた師を持つと同等なくらい重要なことだと今回、身に染みて感じました。

そんな、仲間たちと共に技術を研鑽させる場として、4月15日(土)PM6:00より無想会中四国稽古会を行います。どなたでも参加できますので、どうぞ遠慮なくお越しください。
連絡はこのブログのコメント欄かi_taka_s50_4_7syunpou@yahoo.co.jp(礒部)
まで。
写真は少年部同士の教え合いです。悪しからず。

おわり(=゚ω゚)ノ