ある冬の寒い日、丹霞和尚という禅僧が火をおこすために木でできた仏像を割っているのを見て、横にいたものが「なんという罰当たり」と叫んだ。
すると和尚は、静かに答えた。
「私は灰から舎利を取り出したいと思っているのだよ」
横にいる者は「ただの像から舎利が取り出せるわけがない」と怒って反論すれば。
丹霞はさらに「もしも取り出せないのなら、これは仏ではなかろう、それなら罰当たりにもあたらない」と答え。
火に向かい体を暖めたという。
すると和尚は、静かに答えた。
「私は灰から舎利を取り出したいと思っているのだよ」
横にいる者は「ただの像から舎利が取り出せるわけがない」と怒って反論すれば。
丹霞はさらに「もしも取り出せないのなら、これは仏ではなかろう、それなら罰当たりにもあたらない」と答え。
火に向かい体を暖めたという。