和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

トムラウシ山遭難に思うこと

2009-07-18 07:29:45 | カメラ
トムラウシ山遭難は
死者10名の大遭難事故になってしまいました。
あまり報道されていませんが、
大遭難の原因の一部分に山小屋の違いが考えられます。
北アルプスなどの山小屋は大体2時間ぐらい歩けば、
次の小屋に行き着けます。
そして山小屋の営業システムは1泊2食付きで、
寝袋(シュラフ)も食料も要りません。
そして悪天候時の逃げ道もあります。

大雪山系では北アルプスのような山小屋は少ないです。
寝袋(シュラフ)と食料持参でテントの代わりに避難小屋で寝ます。
遭難者の行程を見ますと、2泊3日。
出発が旭岳温泉になっていましたので、
白雲岳避難小屋、ヒサゴ沼避難小屋泊のコースだと思います。
2時間歩けば山小屋がある場所ではないのです。
悪天候時の逃げ道もありません。
予備日があったかどうか分かりませんが、
日程重視で悪天突破したような気がします。
一番大きな疑問がガイドが3人もいながら、
事故が起きたことです。
検証を待たねば分かりませんが、
お客さんが高齢者ということを考えないガイドの判断ミスが
あったような気がします。
北アルプスのような山小屋があれば、
こんな大惨事にならなかったと思います。

麓の富良野では花が咲き乱れています。
以前行った富田ファームにて