24節気で3月21日は「春分」
まだまだ肌寒い日はあるものの
日差しは「春」そのものですね!
72候で3月26日に「桜始開(さくらはじめてひらく)」とあります。
17日に東京で開花が発表されました。
平年より9日早い開花でした。
今年の冬は、寒気が日本付近に流れ込みやすく、寒い日が続きました。
特に2月は非常に厳しい寒さとなったため、
花芽の成長は2月末時点ではやや遅れ気味だったとみられます。
しかし、3月に入ってかなり暖かい日が多くなってきたため、
2月の遅れを一気に取り戻す形で、
全国的に平年より早い開花となる地域が多いです。
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一方で、
72候の3月31日「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」
とあるように
3月後半~4月前半は気圧配置が変化しやすく、
日照も気温も安定しない時期です。
「花冷え」や「遅霜」などの言葉があるように
ターフの活性が上がりにくい気象条件
+
土壌内の菌態バランスの崩れから
「細菌病」などが侵入しやすい時期と思われます。
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>日照不足(光合成不足)に負けないような肥培
>遅霜への対策
>菌態活性バランスが原因で侵入する病害への施薬
が大切な時期と思われます。
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しかし、
72候の4月25日「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」
(霜が終わり稲の苗が生長する頃)
の頃には気候も安定し、
ターフクオリテイの向上に専念できる時期の到来です!
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この春の「日照不足」「花冷え」「遅霜」に効果的な資材があります。
1)日照不足、霜害軽減には
「ターフバイタル・プロ」です。
主成分はグルタミン酸+核酸です。
グルタミン酸を吸収する事で、
光合成による炭酸同化作用になりかわり、
タンパク質合成でき、活性を持続します。
トップアスリートが 疲労回復、筋肉痛解消に
「アミノバイタル」(味の素)を
使用するメカニズムと同じ資材です。
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さらにグルタミン酸を吸収したターフは、乾燥しにくく、凍結しにくいので
4月上旬の遅霜対策としても(コーライ芝にも)効果的です。
2)花冷えには
「リストア・プラス」です。
主成分は こうぼ+アミノ酸+フミン酸で
”酵母(こうぼ)”は
地温0~5℃でも動く良性菌で
低温時間帯の菌態活性を向上させ
他資材のくいつきを向上させます。
3)病害侵入抑制と回復には
薬剤+「コンパニオン」が効果的です。
日照不足と低温による活性鈍化が起こる3月下旬~4月上旬に、
細菌病などの病害が侵入しやすいのも、ここ数年の傾向です。
殺菌剤や抗生物質(銅剤やアグリマイシン等)の投与と共に、
「コンパニオン」を混合施用すると
崩れた菌態活性バランスをたてなおし、効果的に回復を図ります。
「コンパニオン」は
米国EPA(米国環境保護庁)に液肥としては初めて登録された
「生物学的抗菌資材(バイオロジカル・ファンジサイド)」です。
主成分は
バチルス・ズブチリスGB03(7~55℃で活動)です。
施肥後、素早く毛根周囲に群生し、
筒状のシールド(保護膜)を形成し、根を守ります。
効能としては
・古茎根や有機残渣を分解しながら、
病害の菌核を自ら生成する抗生物質で破壊する
・ケミカル殺菌剤と混合使用する事により、
ケミカル殺菌剤の効きが良くなると同時に
病害が耐性を獲得する事を抑制する
・殺菌剤の使用により減少した良性菌を補充する事で、
菌態バランス(B/Fバランス)が整い、病害からの早期回復を図ります。
・自らオーキシン様物質を生成。根の発達を刺激します。
◆
よろしくお願いします!
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