こちら人気爆発中のシジミしゃんの
お供に最適なオオタニシしゃん。
えーーーと、いろんな店を回っていると
接客トークでタニシが食べないタイプのコケを
食べると誤解するようなトークしているのを耳にしたり
水草担当として1年も2年もやってるはずなのに
糸状のコケに対して石巻貝を投入して
「今お店に居る石巻貝はコケ食べない子です!新しい子送って下さい!」とか
ワケワカメな事を言って来る人がおります。
おっさんは不安です(爆)
草担当なら当然コケ対策の生体とか
接客の過程で何百回も答えているはず。。
嘘ついてんじゃね?とwwww
なんにしろ、間違いはどこかで正さねばなりましぇんので
サラッと自分たちが売ってるコケ取り&掃除生体の
おさらいでも。。。
間違いの多い回答としてタニシがコケを喰うと言う表現が
最近多いですかね。。
たしかにコケも喰いますよ。
ではこちらの写真をもう一度よく見てみましょう。

オオタニシしゃんと茶ゴケのコラボレーションwww
茶ゴケを観察すると食べた痕跡はありますが
世間一般の飼育者が求めるであろう
「コケを食べる」って次元を考慮した場合
こんだけ茶ゴケが残っている状態を
「食べた!」と言えるでしょうか??
答えは否ですよね。
せめて8割9割は消えて(食べて)初めて
綺麗になった~って実感してくれるんじゃね??
むしろこんな感じを求めてると

考えるのが普通ですよね(´ー`)
そもそも、写真のような水槽が自分の店にあるならば
目の前に真実が有るのだから、自分の目をもっと信じましょうね!
さてさて、それではサラ~~と品種別にご紹介。
・マシジミ・
人気爆発中のマシジミしゃん。。水中を漂う有機物やプランクトンを食する為、アオコ(グリーンウォーター)や有機物由来の白濁りを除去(食べる)する能力に優れる。水中に浮遊しているモノを水と一緒に取り込むスタイルの為、沈殿している有機物(糞とか)やガラス面のコケを食べる能力は無い。環境適応力がスコブル高く水槽内でも野外でもどちらでも年中飼育OK牧場でありヒーターの有無も関係なし。
唯一の弱点としては貝類全般に言える事ではあるが、死んだ際の腐敗スピードが速く空気中に出すと臭いwwww
水質悪化にもスコブル強くめだかが爆死するような環境でなければそうそう死ぬ事もないが
エビの仲間と同じように一度最強レベルの水質悪化ダメージを受けると回復は難しく
パラパラと死んでいく傾向が見られる。その際の特長としては貝殻を触られても蓋が閉まりきらなくなる為、そのような症状が見られる個体はすぐに隔離する事。
・オオタニシ、ヒメタニシ、マルタニシ・
在来種のタニシ全般。。。残り餌その物はもちろんの事、魚の糞など有機物(汚れの元)の残量が多いモノを摂食して、より有機物の少ない状態の糞をする。。またマシジミのように水中を漂う物質をまとめて摂食もする為、アオコや白濁りを一時的(ここ重要、消化しきらない)な除去能力も持つ。コケに関しては糸状のビヨーーンとしたタイプは好んで食べるが、ガラス面に付く茶ゴケや緑ゴケは好んでは食べない為、おまけ程度の能力だと認識する事。。
これらの特長から最も活躍するのはソイルや土を入れたビオトープ鉢などの環境で
泥を摂食しながら常に綺麗な土に変換してくれる。
また卵胎生で子供をポンッと産み落とす為繁殖は容易だが、エサを十分に与えないと
稚貝は早期に死ぬためスネールのように困るほど殖える事も、意図的な過剰給仕が無ければ
考えにくく、コントロールしやすい。
・石巻貝・
ガラス面や草の葉など高さの無いコケ全般を好んで食べるが、糸状やヒゲ状など立体的なコケは物理的に食べる事が苦手。
30㎝水槽で5匹ほど、60cm水槽で10匹入れれば活躍している感が飼育者には十分伝わる程度の処理能力あり。
・ヤマトヌマエビ・
立体的なコケ全般を処理する能力はスコブル高く、他のエビとは比較にならない。残飯も好んで食べる。
ガラス面に付着する高さの無いコケは物理的に食べるのが苦手な為、石巻貝やプレコなど平面タイプのコケを食べる生き物と組み合わせるのがミソです。
・ミナミヌマエビ・
岡ちゃんヒャッハーな人気小型シュリンプ。実はコケはほとんど食べない。どちらかと言えば有機物を好んで摂食する為コケ取り用としてオススメするのは間違っている。水槽内でも簡単に殖えるなど、掃除とは異なる楽しみが人気の秘密!?基本的にレッドチェリーシュリンプと同じ習性だと認識した方がより正解だと思う。
・セルフィンプレコ、オレンジスポットセルフィン、サッカープレコ・
ガラス面などの平面的なコケを猛烈に処理する。。90㎝水槽程度なら1匹で余裕で対応出来る。むしろプレコの特性として、同種間では縄張り争いし物理的な攻撃が無くても立場の弱い個体はやせ細り死ぬ傾向が有るから1匹で良い。残飯も良く食べて糸状コケなど立体的なタイプとアオコなど水に浮遊するタイプを除けば全て片づけてくれる頼もしい存在ではあるが、糞が大きくて目立つ事、また魚自体が狭い水槽でも20㎝~30㎝まで成長してしまう為、小型水槽ユーザーには不向き。
・ミニブッシー、LFブッシー・
セルフィンプレコの大きくなるって言う弱点をカバーする小型プレコ。1匹で60㎝水槽まで余裕で対応する。サイズが小さいままな点を除けば、セルフィンプレコの特長に準ずる事から使い勝手最強だと思っている。。ヤマトヌマエビと組み合わせれば水草水槽の強い味方にwwww
・オトシンクルス(白黒タイプ全般)・
定番のコケ取り魚。ミニブッシーよりもさらに小型だが、1匹のコケ処理量は相当少なく60㎝水槽なら10匹は入れないと効果を感じないかも。またベアタンク(底砂無し)水槽でなければ人工飼料を食べない(食べにくい)傾向が有る為、コケが無くなると餓死のリスクが有る。
水草へのダメージが極めて少ないコケ取り(舐め方)をするのは大きなメリット。
・オトシンクルスネグロ・
コケ取り魚の中では珍しく繁殖まで簡単な種。平面的なコケを食べるが白黒のオトシンよりも1匹あたりの処理量は少ない。
人工飼料への餌付きがよく餓死の心配は少ないので、自分で殖やしながら掃除してもらう感覚で飼うと面白い。
・ブラックモーリー・
糸状のコケを喰うと言われているが現実的には人工飼料が十分に回る環境だとそちらばかりを食べるwww
働いて欲しければ絶食しましょう。。
・サイアミーズフライングフォックス・
糸状、ヒゲゴケを食べると言われているがこれまた相当腹ペコじゃないと満足する程食べないとおっさんは思う。
水草メインで魚はあくまでもサブ的な水槽・・すなわちエサをほとんど与えない環境向き???
だいたい、売ってる品種だとこんなもんですよね。。数は少ないのだ・・・覚えましょう。
このブログを見た人は気がついたかもしれないが、石巻貝のネタを書いてる時点で既に
おっさん飽きてしまったのでそれ以降の説明文が短めなのは察して下さい(爆)
でも、核心をついた事のみを書きまとめましたので確実に覚えましょう。