勉強用
水槽環境に合わせたアオコ処理法編。
・画像だと分かりにくいが、アオコが発生しているカージナルテトラ水槽。
そもそも白~薄緑の濁りが継続している段階でアオコか水質悪化の2択な事を思い出しましょう。
ザックリ言えば魚に異常が見られず、水替え後も濁りが改善しない時はアオコの可能性が高い。(立ち上げ2週以内の水槽は除外)
アオコ=緑色ではなく、室内の水槽だと光量不足により白濁りのように見える事が多々ある。
また水流の弱い水槽だと、ここの水槽のように水槽底面にアオコが沈殿するので
これが見られる場合もアオコ確定。
・水槽環境・・・60㎝水槽、エアーリフト式スポンジフィルター、カージナルテトラ50~150匹(変動)、ベアタンク、水草無し
この環境の場合は、水草への薬害を考慮する必要が無く魚へのダメージだけを考えてアオコを枯らせば良いから
アオコ除去剤の中でもアオコそのものを枯れさせる(殺す)除草剤タイプを使えばOK。
備品で使っている薬剤を見せてもらったところ、
こちらの製品しか無かった。。
アオコの除去剤の中にはザックリ2種類のタイプが有りまして
備品のモノは凝固剤タイプ。
凝固剤タイプを入れると水中に漂う微細なゴミやプランクトンレベルの固形物同士が
引っ付いて大きな塊になる現象を促します。
アオコってのは水中を漂う植物プランクトンだから
1つ1つは極めて微細な大きさでウールマット程度では
隙間を水と一緒に通り抜けて水槽内と濾過槽内を循環してしまう。
んが、凝固剤タイプの除去剤を入れる事でアオコ同士が引っ付いて
大きな塊になる事で、フィルター内のウールなどで物理的に濾し取る事が可能になる
現象を利用した除去法でつ。
類似した性質の商品としてはピーカットなども同じ。
メリットは生体や水草に対するダメージが低く
現在の水槽状況へ薬剤(液体や固形タイプ)を入れるだけで
数十分から数時間で効果が出て使用者の満足度が高い事。
逆にデメリットとしては、まずはアオコ自体を殺す訳ではないためウールで濾し取ってから
アオコを死滅させる必要がある事。
アオコを薬害無しに殺すには、光を遮断するしか水槽飼育環境では手軽で確実な方法が無い。
つまり、上部フィルターや外部フィルターなどの濾過槽内で
光を遮断できるろ過設備が必要になる。
光を遮断されると1週間~10日ほどでアオコは光合成が出来ずに
死滅するので、非透明系のパワーフィルター使ってる環境なら
凝固剤タイプのアオコ除去剤を入れて放置すればOK牧場なり。
上部フィルターの蓋が透明や半透明の場合は
黒いフィルムなどを使ってフィルター内部に光が入り込まないように
工夫するとより結果は良好になる。
・もう一方の除去剤としては、除草剤タイプがある。
手軽に使えるタイプとしてモンテは昔から優秀。
まさに雑草を枯らすのと同じ要領でアオコ(植物プランクトン)を枯らして
除去するのでお手軽で確実である。
デメリットとしては水草に悪影響が出る商品も多い為、特にモス系のレイアウトしている人は
一時退避などが必要。
生体の品種によっては薬害もある。
水流の弱い環境では枯死したアオコは白い粉塵となって水槽底に溜まる。
で、発生した水槽環境を考慮すると選択すべき薬剤は除草剤タイプ一択でつね。
水流が弱く、物理ろ過するスポンジ部分が水槽内の光が当たる場所に
設置している時点で凝固剤の使用は選択肢から外れます。
濾し取ってもスポンジフィルターの表面や内部で光合成をして増殖。
↓
凝固剤の成分が水替え等で希薄すると、アオコの塊がじょじょに
分裂し水槽内を漂いはじめ、また濁りとなって目に見えてくる訳です。
まとめると
凝固剤タイプに適した設備とは
・上部外部フィルター内に光が入り込まない非透明タイプのケースを使われている時。
・砂利が5㎝以上敷かれている底面フィルター
除草剤タイプに適している設備は凝固剤タイプに適した設備以外の全般。
これを覚えておきましょう。
変化球ネタとしては、お手軽フィルターとして人気な外掛けフィルターの場合。
コレの場合もフィルターケースに使われているプラスチックが、非透明かそれ以外下で判断すべしです。
製品の9割方は半透明タイプなのでほぼほぼ除草剤タイプ推奨になるが
近年フィルター内部に光の入り込まない非透明タイプの製品も出てきているので
迷ってる飼育者にはその点を確認して判断すべし。
また、薬剤を使わずに処理する方法として100%効果がすぐに出るのが
殺菌灯の設置。金で解決するならこれが一番確実で安全。命は大切と騒ぐ奴にはこれ以外の選択肢はない・・はずww
2週間ぐらい水槽内が観察しにくくても良いと判断される場合は
水槽内に光が入り込まないように、難燃性のビニールなどで水槽を覆って光を遮断する方法もある。
と言う訳で、これは事は覚えてねwwww
忘れん坊の為に、この記事はカテゴリー変えて投稿しておきます。