風と僕の歩調

釣りが好きで、台所に立つ事が好きで、音楽が好きで、毎日の暮らしの中で感じたことを僕の言葉で綴ります

雪国へ その壱

2022年03月07日 | 旅行

僕は、スキーとかスノボとかウィンタースポーツに縁がなく生きてきました。

何故か学生時代こぞって流行ったスキーもテニスも皆がやるから「俺もやらないと」的な二番煎じ行動を悉く避けていたのです。

後、もう一つの理由は、

南極点到達のアムンゼンと犬ぞりのスコットとか、

新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」を読んで、映画「八甲田山」で高倉健さんを観て、

「寒いところは怖いところ」が脳裏に焼き付いてしまっていたのです。

ですからテレビで雪国の景色を観ると、世の中にあんな情景があるのだと、ぬくぬくの部屋の中で眺めておったのです。

ある日、旅番組で寒そうな雪の中を歩き、湯上り後、野沢菜に冷酒を飲んでいる輩を観てしまいました。

凄い旨そうだなぁ・・・。

何だかとても幸せそうだなぁ、と、

車中泊と山歩きの時と同様、あの感情が沸々と込み上げて来たのです。

俺も、雪国で野沢菜と冷酒を飲みたい!

思い立ったが吉日

超ノープラン日帰りの旅、初雪景色体験ツアーを企てたのです。

あのですね。

とは、言いつつも節約しないとなりません。

往路は3つの電車を乗り継いで3時間半、車窓から晴天の関東平野を眺め、

川端康成の「雪国」の冒頭の一節。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」を体感してきました。

生まれて60年、初めて肉眼での雪景色は誰もが思う水墨画そのものでした。

 

そして、

目的地に到着するとこの方々が出迎えてくれたのです。

何故だろう。

初めて会うのにとても親近感を覚えました。

 

つづく


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 先が思いやられる老夫婦です | トップ | 雪国へ 越後湯沢到着 その弐  »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mika)
2022-03-09 11:19:50
初雪景色体験ツアー
楽しく読ませていただいています。
私は…学校のスキー教室イヤイヤ参加組でした(笑)
初スキーの時も転び方教えてもらう前に
すっ転んで…
以前はスキーに行きましたが…
泣きながら滑った事も多々…
雪国で野沢菜と冷酒~これなら参加したいです(笑)
お酒弱いですが…冷酒は
返信する
mikaさん! (風と僕)
2022-03-09 12:38:40
mikaさんコメントありがとうございます。
雪国の雪景色感動しました。
そうそう暖かい部屋で、冷酒と野沢菜とても美味しそうでした。
でね、野沢菜実現できなかったのですが・・・
返信する

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事