hiroべの気まま部屋

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高幡不動尊(7):仁王門

2021-02-11 09:03:09 | 寺社・神社巡り

(高幡不動尊:仁王門   1月13日撮影)






 『今朝の天気』


(7:00頃)

 今朝の温度(6:30) 室温 リビング:18.9、 洗面所:20.0、 湿度(リビング):32%、
 (昨日の外気温 東京、最高気温:12.1、最低気温: 1.7
  本日の予想気温 最高気温:14、最低気温: 4)


 高幡不動尊の伽藍、本日は「仁王門」をご紹介しています。高幡不動尊の案内図には正面に「総門」の表示がありますが、建物はありません。正面右側の仁王門が事実上の大門の役割をしているようです。火災にあった高幡不動尊ですが、不動堂とともに室町時代の建造物として現存しており、重要文化財に指定されています。





 仁王門ということで、両脇には仁王様(金剛力士像)がにらみを利かせ、お寺を護っています。手には魔よけの仏具「金剛杵(こんごうしょ)」を持ち、口は、「阿」に、「吽」になっています。
 この金剛杵と「阿」字、「吽」字は、真言密教の真理の世界、深淵な秘密の世界を象徴するものです。つまりは、曼荼羅世界を表しています。一般的に知られる曼荼羅図とともに、真言密教ではその真理を象徴する4つの曼荼羅(「四種曼荼羅(ししゅまんだら)」)があります。曼荼羅図は「大曼荼羅」と呼ばれています。
 金剛杵は、「三摩耶(さんまや)曼荼羅」に含まれます。「大曼荼羅が全体像とすると、この曼荼羅は個別的部分表現を意味する。この曼荼羅は生きとし生けるものを救済する知恵や力を意味する。具体的には刀剣・宝珠・蓮花・金剛杵(こんごうしょ)などの持ち物または印をもって示される。」
 梵字の「阿」字や「吽」字は、「法曼荼羅」に含まれます。「真言密教ではことばのもつ象徴的な機能をきわめて重視している。口にすることばだけでなく、ついに存在するところのすべての実在がそのままことばである、というところまで到達する。これが法曼荼羅である。実在がことばであるとみるためには深秘の瞑想が必要であり、それをわかりやすくするため、仏菩薩を表示する一字・二字の梵字、真言経文、などのもつ意義をもって法曼荼羅とする。」
 この他に四種曼荼羅には、「羯磨(かつま)曼荼羅」があります。「大曼荼羅・三摩耶曼荼羅・法曼荼羅、それらすべてを通じてみられる活動を表し、仏菩薩が生きとし生けるものを救済するために、つねにさまざまな姿をとって現れている、それを羯磨とよぶ。(東寺などの立体曼荼羅も羯磨曼荼羅とよばれる)」

 高幡不動尊が、真言宗智山派のお寺ということで、真言密教の「曼荼羅」について少しだけ取り上げてみました。










 (本日コメント欄お休みをいただいております。)






 


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