筆者は寮の2階に住んでいるのだが、そこは居住スペースのうちの一番低い階である。上の階の男子棟からは女子棟が覗け、時には仲睦まじい会話が交わされていることもあるようだが、女子ラウンジがあるのは3階以上。自分から能動的に覗くのは不可能である。寮の部屋決めはくじの抽選で決められるが、その点から考えると、ハズレくじを引いたかもしれない。
今日は放課後疲れていたので、窓際のソファーに寝ころび、しばしくつろいでいた。その容貌はまさに家族から邪険な扱いを受ける父親そのものである。いつからか自分も老けたものだ。すると、何やら上から音がするので、顔を上げる。なんと女子ラウンジから、手を振る人の影が。過密なスケジュールの中でふと見る一輪の花は、一時でこそあれ、保養になるものだ。大きく手を振りかえす。すると、彼女らはホワイトボードを持って再びやってきた。
「超絶 おっさん」
と、そこに書かれていた文字(笑)。今の自分の体勢を忘れていたよ。医大生・たきいです。
さて、ラグビー部に入ってたから少し日にちも経ち、たくさん食べることはもはや常識の感すらある今日この頃である。昼間に学生食堂でご飯を注文するときは、
「大盛り増量で」
と考えずに言えるほどの実力である。確かに年間10cm以上身長が伸びていた時期はずいぶんとたくさんの米を食べていた記憶があるが、少なくとも高校に進学してからというものそんなに多くの米は食べてこなかったから、ずいぶんと食物のインプットは増えたものである。これで部活を心してやらなければただのデブになるので、筋トレもしっかり頑張って、「何かしている」デブになりたいものだ。どうやらラグビー部においては、太ることこそが正義らしい。
ところで、先ほどふと思ったのだが、筆者の出身県である宮城県では、半田屋に代表されるような定食屋でご飯を増量して食べる人が如何ほどいたか。ほとんど皆無ではなかったか。自分の周りだけということではなく、店全体がそうであったような気がする。「ミニ」というサイズのご飯があれば、迷わず全員ミニといった類に。確かに、大きいサイズを注文する人もいるが、それは作務衣を羽織って、日に焼けた土木工事に携わっておられるおっさんたちと断言しても間違いなかろう。どうも、人前で食べるコメの量は宮城県人は少ない気がする。気のせいかもしれないけれども。米どころと呼ばれる県なのに不思議なものである。
そんなにコメを食べる習慣がなかったのに「大盛り増量」とか食堂のおばちゃんに注文しているあたり、栃木の地になじんできた証拠であろうか。
もともとコメを食べない県民性があろうと、俺は食べてやるぜ。さあ食べよう。米を。日本人なら米を食え。
(超大型のアメリカ製プロテインを買った人(笑))

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