突発的に帰仙しようかとも思っていたのだが、起きたらほとんど午後だったので野望は押さえてテレビを見て過ごす。石川さゆり大先生が出ている。「津軽海峡・冬景色」は大好きで、真夏にもかかわらず声高らかに歌っては、家族から呆れられることのよくあった筆者である。久しぶりにカラオケでも行きたいなと、将棋の本をねころんで読みながら休日を休日らしく過ごしていると、カラオケのお誘いがいきなり来たので行ってきてしましました(笑)。まさかの展開。医大生・たきいです。
娯楽の中でもカラオケは特に好きな筆者、高校2年のころには毎週だか毎月だか通うほどの廃人ぶりであった。だから浪人するんだぞという心に刺さるツッコミを受けそうなところではあるが、その仲間の中には現役でT大に行ったやつもT工大に行ったやつもいるので、そのことに関して因果関係は認められない。カラオケで盛り上がるのは大いに楽しい。男子校という空間は教室で熱唱することが許されている空間だとは思っていたが、カラオケボックスほど盛り上がれるところはない。
確かにノリノリで盛り上がるのはカラオケの醍醐味であり、今日もさんざん盛り上がってきた。お嬢さんたちは靴を脱いで椅子に上がって飛び跳ねるほどで、大変結構なことである。盛り上がるのはよい。だがしかし、人に聞かれる歌なのだから少しは上手に歌いたいというのが人情というもの。筆者が少々心がけているコツがある。コツと言っても、「アノ娘とカラオケに行ける技☆」「アノ娘を落とす歌唱テク」「これでイチコロ!ビブラート」なんかは知らないのであしからず。そんなのをご存知ならぜひとも教えていただきたい。お金は払う。
世の中に存在する歌唱曲を超大胆に2分すれば、「イケメンフェイスを維持して歌う曲」と「顔をぐちゃぐちゃにして歌う曲」とがある。AKBもジャニーズも、無論ヒロコ姉さんも前者であり、合唱曲や秋川大先生は後者となる。この差異に着目した歌い分けがある。
カラオケは、声量がなければ論外であると考える。伝わらない歌は歌ではない。口ごもって歌ってしまい伴奏しか聞こえてこないなんて言語道断である。その声量を出すことに一つ重点を置いてみればよい。
そのコツとは簡単なこと。「イケメンフェイスを維持して歌う曲」は「笑顔」で歌うのである。すなわち、口を「横」に開く。口角を上げるのを意識するのがポイントである。不思議なことに声量は維持できて、周りのひとにも笑顔で好印象を与えられるので、一石二鳥である。顔の筋肉を動かせるだけ動かして、「笑いながら」歌えばよい。
対して、「顔をぐちゃぐちゃにして歌う曲」である。前述のとおり、合唱曲がこれにあたる。「ぐちゃぐちゃ」と書くとその業界の人から怒られてしまうかもしれないが、素人の筆者からはそう見える。NHKの合唱コンクールとかはそこそこ好きでやっていれば見てしまうが、学生の迫力のある「顔」には感動すら覚える。筆者の地元には、合唱の全国大会常連の女子高があったが、男女共学化の際に、「男子の前じゃ歌えない」と嘆く女子生徒がいたと聞く。なるほど、「ぐちゃぐちゃ」と思っている人もいるのである。
そのぐちゃぐちゃとは、一言でいえば、口を「縦」に開くのである。これだけだ。横に開かないから「ぐちゃぐちゃ」のように見えるのである。
カラオケで歌う曲は、普通、口を「横」に開けて歌う曲ばかりである。ほぼすべてがそうだ。すなわち、笑顔を絶やしてはいけないということである。プラスアルファでコツがある。一回くらい、口を「縦」に歌う曲を選曲するのだ。これが、思いのほかウケが取れる(笑)。少々自分の歌唱力に自信がないと不可能ではあるかもしれないが、是非お試しあれ。ちなみに、アツいイタリア民謡なんかがオススメだ。
(女の勘は鋭いということを実感してしまった人(笑))
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