「何か一発芸を考えておいてね」
と学園祭に携わる先輩から突然言われても難解すぎる要求であって、東北人には少々敷居の高いお願いである。奥の細道沿いに住む我々は奥ゆかしく、己の羞恥を曝け出すのを決してよしとしない。だがテレビでモノマネ番組を見ると、なんだか自分もやりたくなってきて、自己の内実を形成しているはずの東北人像は徐々に関東や関西に均質化してきている気がしてなりません。いや、でも、大学に来る前からそうだったと言われればこの議論は崩壊するのでありますが(笑)。医大生・たきいです。
さて本日は、まさかの展開ながらこの筆者が教科書を買おうかと思ったという、確かにスティミュレイトな授業を受けた。先生は本学OGの非常勤講師の方で、パワフルな方だった。何期生かとの情報からその年齢を失礼ながら計算させてもらったら、驚きの答えが出てきて、ずいぶん若々しい方だった。急に高校の恩師である化学の先生を思い出した。理系の学問を究めている女性というのは魅力的なものである。
なぜ医学生は学ばなければならないのか。曰く、学問を体系的に学ぶ人生最後のチャンスが医学生である6年間であり、試験に受かる為だけの安直な学習は無意味であるという。背筋が凍る思いでその話を聞く筆者。
医学生であるうちに必要な素養をつけねば、医師免許を取得できてもやっていけるのはせいぜい2年、ひいては医療ミスにつながり、資格の剥奪という結果に終わるという。極端な例だとは思うが、確かにきちんとした医療を提供できはしないだろう。背筋が凍るどころか凍死しそうになった。
土日が開けたら教科書でも買いに行くとするか。生涯学び続ける人生、書物に糸目をつけてはならぬのだろう。自ら学べる人を養成するのが大学の存在意義でもあるらしい。一瞬だけだが自己の心に垣間見えた学問に対する高尚な精神を忘れないようにしたいものである。
(授業が少なかったので昼寝できて幸せだった人(笑))
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