医大生・たきいです。

医大生的独言。

7年と半年ありがとう。

2012-09-25 23:59:59 | 医大生的生活

カーテンをできる限りきちんと引いて、寸分の光が差し込むのも嫌い、さらにはめざましをかけずに熟睡した。というのも、1限が臨時休講だったので、存分に睡眠できたからである。一限が休みだというのはかなり大きい。しっかり眠れるので、起床に無駄なエネルギーを使わなくて済む気がする。爽やかにカーテンを開ける。1限開始直後の時間に悠々と朝風呂。掃除のおばちゃんに裸を見られる。それからご飯にごま塩をかけて朝ご飯。そうしてゆっくりと登校。手にはジャージと体育館シューズしか持たぬままゆっくりと自転車を漕ぐ。なぜなら本日、出席番号後半の者たちは実習がお休みで、授業がトレーニングしかなかったのだ。笑いが止まらない。おそらく6年間で一番楽な平日であったと確信した。

このところ、一浪勢の悪友たちと波長があって気が合うことが判明しよくつるんでいるのだが、今日はいっちょ前にイタリアンを食べに出かけた。「一浪はカスばっかりである」という筆者の学説が異様なまでに共感を呼び心の距離が縮まったのである。おしゃれなスパゲティをすすりながら「おれはラーメンのほうが好きかな」と遠慮なく言い合ったりしちゃうところが仲良くなる所以に違いない(笑)。というわけで楽しい一日でありました。医大生・たきいです。



さて、授業が終わりベッドのうえでハサミとびをして大の字で寝ていると、右腕にかかっていた重力がふと軽くなった気がした。嫌な予感がしたらやはり腕時計が外れていた。金属のベルトを外してはいないので確実にまずい箇所が破損したと直感したら、確かにまずい箇所が破損していた。少々気持ちが暗くなった。

この腕時計との付き合いは長い。父親に中学校の入学祝いとして買ってもらったものである。こう見えて意外に物持ちはいい筆者である。大事に使うものは大事に使う。G-SHOCKの「G君」と呼ぼうかと思ったが、Gと呼ぶのはかわいそうなのでやめておこう。7年と半年もの間、肌身離さず使っていたことになる。お蔭でなんだか垢くさい(笑)。

数えきれないほどの試験をかれとは一緒に闘ってきた。成功した入試も、失敗した入試も、彼とは連携プレーで頑張ったものだ。高校の時の単語テストで“receive”の綴りを度忘れしたときも、電波受信のボタンでカンニングさせてもらった(笑)。マーク模試の国語で最後に残した古文が残り5分でスタートで苦笑いしているときも、しっかり時間を刻んでくれた。一文字も答案に書けない数学の答案と睨めっこしながらも、冷酷に時間を進めていってくれた。憎たらしいやつだったけど、彼のことは好きであった。

まだまだ時計自体は使えそうだけど、そろそろ世代交代の時か。外見は大分ぼろぼろになっている。7年と半年お疲れ様。君のおかげで、出会ったころより僕はちょびっとだけ強くなれました。




(ペプシの塩スイカ味が微妙すぎて飲みきれなかった人(笑))





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大盛のキャベツ

2012-09-24 23:56:41 | 医大生的生活

明日は諸条件が重なって、授業がトレーニングしかありません(笑)。しかも2限のみ。ニヤケが止まらず、さらには笑いも止まらない。おそらく6年間で一番楽ではないかと思える明日、如何にして過ごすことができるかが、腕の見せ所であります。他の大学はこのくらい楽な日も多いのかな(泣)。医大生・たきいです。


さて、部活で遠征先に忘れ物をするという失態をしでかしたので、凌辱太郎と東京の某私立大グラウンドに日帰りしてきた。「ブログネタの為にお前が行ったのか」と先輩に突っ込まれたが、無論そんなことはない。自発能動の精神がそうさせたまでである。

大学の周りには田んぼが広がれども、一応は関東の大学にいる筆者、東京には出やすい。昼ごろに電車に乗り込む。何かおかしくないか、と感じでも気にしないことである。何もおかしくはない。昼休みで凌辱太郎と真面目な話から卑猥な話までざっくばらんに盛り上がり、新宿もそこそこ近い。腹が減ったので、改札から最短と思われるレストラン街に入る。寿司食ってしまわないかと提案したが、おれは腹が減ったけーと拒否されてしまったので、ご飯キャベツみそ汁お代わり自由のとんかつ屋に入る。

ランチタイムの900円のセットを頼んだが、久しぶりにうまいとんかつを食べた気がした。衣が上品についていていい感じである。おかわり自由と謳われればしないわけにはいかず、キャベツとみそ汁を注文。凌辱太郎は米にしか興味がないようであったが。キャベツはボールごとホールスタッフのおばちゃんが持ってきた。筆者に量を尋ねることもなく、文字通り山盛りに入れてきた。一瞬の出来事に驚きふためき、おもわず苦笑してしまった。食の細い女性ならそれだけで満腹になるのではないかと感じるほどの量の多さであった。

なぜ、かかる突拍子もない展開になったのかをしばし考える。

分かった。簡単である。日焼けした大男が2人で座っていれば、山盛りにしてやらないわけにはいかないであろう。断りもせず大盛に持ってやらなければ、その店にいい印象を持ってもらえないとでも思ったのであろう。しかし、その偏見もそれはそれでよい。

ふと時計を見た。ランチタイムは終了しているようである。さては、余ったキャベツを大量に投下されたのか。むむ、こちらかな(笑)





(今日はめざましをかけないで寝てみる人(笑))







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虹が見えたら

2012-09-23 23:59:59 | 医大生的生活

ここは灼熱地獄かと思っていた栃木も神無月の声を聞く日も近いようで、夜になると滅法冷え込んできた。本格的な秋なのか。東北の男としては暑いよりも寒いほうが大助かりであるが、もう秋が来たとは驚愕である。大学から入学してまだ間もないような気もするが、ずいぶんと昔から大学に住み着いているような気もする何とも言えない中だるみの時期ではあるが、毎度のように時の移ろいにただただ驚くばかりである。もしや1年間という一見無限の如き時間空間もあっという間なのか。あな恐ろしや。医大生・たきいです。


遠征からの帰り道のこと。高速道路のサービスエリアでの休憩時間、前を歩く先輩たちが急に振り返ってその顔はみんな微笑んでいた。物珍しいものを見ればスマホを向けてカメラを起動するのが大学生のお決まりであるが、今回も無論例外ではなくスマホは頭上にあげられていた。その先には、虹が見えたのである。

虹が見えたからといって、「光の分散だ」とか反射的に言うのは興ざめである。かかる感動を、瞬時に科学によってそれを対象化するのはいかがなものか。二元論を持ち出す必要はあるのか。いっそ、主観的に虹をとらえて自己と近似してしまいたい。

それも今回はただの虹ではなくて、半円弧である。空いっぱいに虹は埋まる。なんと、広すぎてカメラには収まらなかったようである。そのことはよく知らないが、虹に関する言い伝えというのは多そうな気がする。ましてや今回はふつうは見られない巨大な半円弧の虹。そのご利益で恋でも叶わないかな(爆)





(暇な時間に浪人時代のブログを読み返してみたら、結構楽しかった人(笑))






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男が高級品を手にしたとき

2012-09-22 18:23:10 | 医大生的生活
友人宅に引きこもってパワプロにはまっております。大学に入ってからはじめてやりましたがなんだかむしゃくしゃするゲームであります。スリーランホームランだけは快感でしたがそれだけです(笑)。医大生・たきいです。


さて、これまでの人生において、一番高額な買い物と言えば、将棋の駒であった。どれだけ高額かと言えば、医学書が数冊買えるほど高額であった。小学生のときにゲームもなにも買わずに貯金して、将棋の駒の里として名高い山形県天童市に買いにいった。

盛り上げ駒という高級品があって、ツゲの木に彫刻刀で文字を刻んでその凹みのなかに徐々に漆を入れていって盛り上がるまで漆を注ぎ込んだものが盛り上げ駒である。芸術品とも言える品で木目が美しい。駒に艶がある。見ていて飽きない。

だが、高級品過ぎて買ってから滅多に使っていない。そのことを聞いた先輩はそれはダメだという。高いものを買ったなら徹底的に使いきるべしと宣うのである。

女の子を見てみよとのことである。ルイヴィトンのバッグを手にいれれば使い古して、駅のホームで地べたに置くことも躊躇いはしない。なるほど、かかる使い方も一考である。

しかし筆者にはそんな使い方はなかなかできない。大事にとっておいてしまう気がする。これは男と女の脳の差異とかでもあるのか。

でも、しばらく使ってないから次に帰省したときには久しぶりに駒箱を開けてみるとするか。





(今晩の行事がおっかなびっくりな人(笑))










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教科書を買いに行こう

2012-09-21 23:59:59 | 医大生的生活

「何か一発芸を考えておいてね」

と学園祭に携わる先輩から突然言われても難解すぎる要求であって、東北人には少々敷居の高いお願いである。奥の細道沿いに住む我々は奥ゆかしく、己の羞恥を曝け出すのを決してよしとしない。だがテレビでモノマネ番組を見ると、なんだか自分もやりたくなってきて、自己の内実を形成しているはずの東北人像は徐々に関東や関西に均質化してきている気がしてなりません。いや、でも、大学に来る前からそうだったと言われればこの議論は崩壊するのでありますが(笑)。医大生・たきいです。


さて本日は、まさかの展開ながらこの筆者が教科書を買おうかと思ったという、確かにスティミュレイトな授業を受けた。先生は本学OGの非常勤講師の方で、パワフルな方だった。何期生かとの情報からその年齢を失礼ながら計算させてもらったら、驚きの答えが出てきて、ずいぶん若々しい方だった。急に高校の恩師である化学の先生を思い出した。理系の学問を究めている女性というのは魅力的なものである。

なぜ医学生は学ばなければならないのか。曰く、学問を体系的に学ぶ人生最後のチャンスが医学生である6年間であり、試験に受かる為だけの安直な学習は無意味であるという。背筋が凍る思いでその話を聞く筆者。

医学生であるうちに必要な素養をつけねば、医師免許を取得できてもやっていけるのはせいぜい2年、ひいては医療ミスにつながり、資格の剥奪という結果に終わるという。極端な例だとは思うが、確かにきちんとした医療を提供できはしないだろう。背筋が凍るどころか凍死しそうになった。

土日が開けたら教科書でも買いに行くとするか。生涯学び続ける人生、書物に糸目をつけてはならぬのだろう。自ら学べる人を養成するのが大学の存在意義でもあるらしい。一瞬だけだが自己の心に垣間見えた学問に対する高尚な精神を忘れないようにしたいものである。




(授業が少なかったので昼寝できて幸せだった人(笑))






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