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貿易実務検定:ベトナムとWTOと関税

2008-03-24 22:11:24 | 貿易実務検定
ベトナムと自動車輸入関税


今日の日経夕刊3面の記事です。

 「ベトナム政府は自動車の輸入関税を
  10%引き上げて70%にすることを決めた。」


 ベトナムは注目の的ですね。

  ネクスト・イレブン(NEXT11)の1つです;

   BRICs の次に急成長が期待される11カ国で    

   イラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、
   ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、
   フィリピン、メキシコ そして、ベトナム


  独裁国家中国に嫌気のさした企業の逃避先候補に

   タイ、インド、トルコ、ロシアなどと一緒に 
   必ず挙げられますね。

  最近は、日本製航空機を海外から最初に発注し、
  人気急上昇中です。

 
  さて、ベトナムがWTOに加盟したのは、
   去年の1月11日でした。
   覚えやすいですね。

   何番目の加盟国か知っていますか?
  
   150カ国目のメンバーだそうです。
   (そんなに沢山加盟国があったのかと驚きです。)


  ベトナムもWTO加盟時に、
  色んな約束をさせられたようですね。

   その1つに2014年までに
   新車の輸入関税を70%以下にする合意がありました。

   昨年1年間に90%だった関税を
   3度に渡って前倒しで60%にしました。

   すごい勢いですね。このあたりが、
   ベトナムが優等生と評価される所以でしょうね。


  ところが、今日の夕刊によると、

   昨年後半から新車および中古車の輸入が拡大し、
   貿易赤字の拡大に歯止めをかけることなどを目的に

   税率の引き上げに踏み切った、そうです。


   下がった税率が上がると
   どこの世界にも文句は出るようです。

    (日本政府も下げた25%のガソリン税を
     元に戻せないだろうな・・)

   ベトナムの地元輸入ディーラーなどからは

    「関税引き上げで
     輸入台数が減少するとは考ええられない」

   と批判の声があがっているという。

   もっとも、
   2014年まで新車の輸入関税を70%以下にする約束

   は十分守られているので外国からは文句は出ないでしょう・・

   注目度は高く、今後も眼が離せない。




コメント
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