合格祈願!通関士・貿易・英検のサプリメント

通関士、貿易実務、英検などの受験者に、
ノウハウや試験情報などを提供しています。

貿易実務検定:ASEANとのEPA署名

2008-03-30 01:58:00 | 貿易実務検定
貿易実務検定:ASEANとのEPA署名


昨日(3月29日)日経朝刊5面に載っていました。

 政府は、28日、ASEANとのEPAに署名した。

  さて、ASEANは東南アジア諸国連合
     EPAは、経済連携協定


 加盟国すべてが署名した後に、
 国会の承認を得て年内に発効する見通し

  年内発効ということは、
  今年の通関士試験には、間に合わないかな・・


 日本は、コメなどを除き、

  10年以内に貿易額の93%の関税を撤廃するという。
  やはり、コメは聖域ですね。
  

 ASEAN側も、

  薄型テレビや自動車部品などの関税を撤廃・削減する。
  これで、ASEAN向けの輸出が少し伸びますね。


 日本にとってEPAの署名は9番目です。
  それでは、その前の8つは相手国はわかりますか?

   シンガポール (2002年11月30日発効)
  メキシコ    (2005年4月1日発効)
  マレーシア   (2006年7月13日発効)
  チリ       (2007年9月3日発効)
  タイ       (2007年11月1日発効)
  フィリピン    (2006年締結)
  ブルネイ    (2007年署名)
  インドネシア  (2007年署名)


 特徴は、複数国間とのEPAであることですね。

  このことを新聞では

   ASEANの複数の国で生産した部品を
   集めて組み立てる生産等がしやすくなる。

   と表現していました。

 もし、私が貿易実務検定の問題を作るとしたら、

  この点を問いたいですね。
  原産地規制の「累積」の適用と言っています。

   興味のある方は、
   次の外務省のページが詳しいですよ;

    日本・ASEAN包括的経済連携構想



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする