みなさまはいかなごの「釘煮」をご存知ですか? 我が家では、毎年この時季になると、姫路にいる従兄の奥さんが大量に作って送ってくれる、まさにご当地ならではの「旬の恵み」なのです。
いかなごの稚魚が、今回の原発事故で真っ先に被害を受けた「こうなご」です。元は「こおなご」のようですよ。Wikipediaの解説をここにも貼りつけますね:
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イカナゴ(玉筋魚、鮊子 Ammodytes personatus)は、スズキ目 イカナゴ科の魚類。
呼び名は地方によって様々で、稚魚は東日本で「コオナゴ(小女子)」、西日本で「シンコ(新子)」。
成長したものは北海道で「オオナゴ(大女子)」、東北で「メロウド(女郎人)」、西日本では
「フルセ(古背)」、「カマスゴ(加末須古)」、「カナギ(金釘)」などと呼ばれる。
北方系の魚であるため夏には砂に潜って夏眠を行うが、夏眠に適した粒度分布の海砂が
コンクリートの骨材にも適していたため瀬戸内海のイカナゴ夏眠水域の海砂が建設資材として
大量に採取され、瀬戸内海の多くの漁場が壊滅的被害を受けている。
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そして、「釘煮」については...:
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兵庫県淡路島や播磨地区から神戸市にかけての瀬戸内海東部沿岸部(播磨灘・大阪湾)では
イカナゴはいかなごの釘煮という郷土料理で親しまれている。佃煮の一種で、水揚げされたイカナゴを
平釜で醤油やみりん、砂糖、生姜などで水分がなくなるまで煮込む。この際、箸などでかき混ぜると
イカナゴが崩れ、団子状に固まってしまうため一切かき混ぜない。炊き上がったイカナゴは
茶色く曲がっており、その姿が錆びた釘に見えることから「釘煮」と呼ばれるようになった。
「くぎ煮」は神戸市長田区の珍味メーカーである株式会社伍魚福(ごぎょふく)の登録商標である。
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今後、ますます珍品になるかもしれませんね。
なお、いかなごについての薀蓄を、私のブログ仲間のブログのこのページで見ることができます。みみかほうさん、昨年の記事を勝手にリンクしちゃいました~(#^.^#)
我が家では私しか食さないので、私はこの旬の恵みを独占してしばらく楽しめそうです(#^.^#) A子さん、毎年ごちそうさま!!!
ちなみに、生姜はかなり多めに入れて煮込むようです。
いつのまに魚の佃煮なんかを食べるようになったの? 不思議ですね。
A子さん製も生姜がたくさん入っていますよ。