えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

失われゆく里山 ~変わりゆく稲城市小田良~

2015年01月19日 | 里山・風景

( ↑ 谷戸田の秋@小田良谷戸 2012年10月 )  

  

 今まで何度も紹介してきた、東京都稲城市の坂浜にある小田良(こだら)という地域は、昔ながらの谷戸の棚田風景が残る、市内でも希少な里山地域ですが、南北に抜ける幅17m道路の建設工事が昨年から始まっています。何十年も前から計画されつつも棚上げになっていた工事が、いよいよ始まってしまったのです。

 工事前後の変化の様子をまとめてみました。見づらいかもしれませんが、後々貴重な資料となるかもしれないと思いつつ、失われゆく風景を惜しみながらがんばってみました。トップ画像(↑)が主な舞台?です。
 (★これより下の画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。★別画像がある場合は、マウスオンするとその旨が表示されますが、ブラウザによっては読み込めない場合があります。)

 

 

 

 
小田良谷戸の四季(2013年以前)

 
(2014年10月)


 (2015年1月)
盛り土され、遠景が見えなくなってしまいました。

 


             (2013年6月)                          (2014年10月)
[左] 右画像は、山桜の大木(↓に画像あり)の枝越しに、手前の棚田のさらに奥に広がる谷戸田を撮っています。

 

 
(2013年6月)

 
(2014年10月) 棚田のあった場所を真横から撮っています。

 
(2015年1月)                              

                                          ↑ 

                
              上述の山桜の大木(2013年4月)           (2014年10月)

 

 

 
           (2014年10月) 

(2015年1月)

 


 →  →                  
             (2011年2月)                        (2013年3月)

    
            (2014年10月)                  ズームして撮った地層の様子(2014年11月)


 

        
         (2013年6月)                       (2011年4月)
 [左] 私が勝手に「あじさいの小径」と名づけていた雑木林の中の小道。すでに失くなっていると思われます。
 [右] 「学園通り」から見えていた高橋農園の広大なシャクナゲ畑。花期の全景は見事なものでしたが、失くなってしまいました。
    後日追記(2015.5.20):当時の視界では失くなったかのように見えていましたが、
   昨日訪れたときには残っていることが確認できました。訂正してお詫びいたしますm(__)m

 

  
                井上家の稲荷@毎年2月に行われるこの地域の初午行事(2011年2月)
 子供たちがお手製の幟をこの地区の鳥居に立てて回っているところです。それについては、こちらをぜひご覧ください。今後この行事はどうなっていくのでしょうか...。
                                  ↓ 
    
     (2014年10月 リンク画像は11月)                  (2015年1月)
 それぞれ異なる方角から撮っています。

 

              
               そこかしこに残る伐採の跡 (2014年10月)

 

    
大塚家の伏見稲荷(2011年2月)  (2014年11月)                 (2015年1月)

 

       
   大塚牧場の稲荷(2011年2月)                    (2015年1月)
     牧場の下で[左]&上から見下ろして[右]撮っています。周りの木が伐採されました。
   

 

       
          (2013年10月)                    (2015年1月)

 

           →  
                (2013年3月)                              (2015年1月)
 市の保存樹木であるコブシの大木。これは残されるそうです(*^▽^*)

 

 大塚牧場上からの東側の景色 (2011年2月)

 
(2011年3月11日 ★震災の日の午前中) この河津桜については、こちらをご参照ください。


 (2015年1月)

 

    「稲城ふれあいの森」への入口
    
           (2014年10月)                      (2014年11月)
 今まで「学園通り」から入るようになっていましたが、「小田良通り」の大塚牧場脇に入口が作られました。
 「稲城ふれあいの森」については、過去記事:「穴場のキャンプ場 ~稲城ふれあいの森~(1)」「穴場場のキャンプ場 ~稲城ふれあいの森~(2)」をご参照ください。


 大塚家のブルーベリー畑等だった場所の発掘調査の様子(2014年11月)
 作業のお休み中に、ちょっとお邪魔?ちゃっかり侵入?しちゃいましたm(__)m

 = 
  同じ場所を縦から&横から撮っています。
 [右] 一番引いた状態で撮りましたが、広角で3枚に分けて撮らざるを得ず、それを無理につなげたので曲がってしまいました。本来は[左]のように直線です(^_^;

          

                                 ↓
            
            (2015年1月)フェンスで囲われ、完全に立ち入り禁止になっていました。

 

                              

 この地域には、「希少野生動植物」として保護対象になっているオオタカが生息しています。地元住民によると、その活動時期に工事を規制することにより、生態を守る方向だそうです(こちらによると、1月~7月が平均的な繁殖期とあります)。
 参考のために、「NPO法人 オオタカ保護基金」このページより引用します:
 「生き物がいき続けて行くためには、個体が生存していく空間と子孫を残して行くための空間が必要です。
オオタカが生息するには、オオタカの巣が掛けられる大きな木とその周りの林が無ければ、オオタカは繁殖出来ません。またオオタカの巣の周りだけを保護しても、狩り場となる環境がなくなっては獲物が減少し、繁殖して子孫を残すことは出来ません。しかしその両方がそろった好適環境は、開発によって減少しつつあります。」

 私が住む地区も、多摩丘陵の自然を崩して宅地開発された地域です。そこに住みながら、「これ以上自然を壊さないで!」と言うのは、あまりに身勝手でしょうか??? 里山風景をカメラに収めながら、いつも自己矛盾と闘っているtakuetsu@管理人でした。

 

  この日に撮った里山の風景画像は、後日別途記事にします。お楽しみに!(していただくほどのこともないですけど...(^_^;)

 


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