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今から五年前の話。
ミツオと言う高校生がいた。
登山好きな父親と山登りして、
ハヤブサのひなを見つけた。
ミツオは、
ことのほか、
ハヤブサをかわいがり育てた。
ハヤブサは大きくなるに連れて凶暴になり、
ミツオが檻の中で飼っていたハムスター🐹を襲撃した。
それで、
ハムスターの檻に、
プラモデル墓石を置き、
お茶とお花を添えた。
翌日には、
ミツオのデメキンが襲撃された。
それで、
金魚鉢の中にも、
プラモデル墓石を置き、
お茶とお花を添えた。
翌日は、
庭に放し飼いのウサギ🐇から、
家を荒らしていたハクビシンまで、
爪とクチバシのえじきになった。
ミツオは煩悶して、
「このままだったら僕の家は霊園になる」と言った。
それで、
このまま放し飼いにしてたら危ないから逃がそうと言う、
父親の提案に、
家族みんなが、
賛成することとなった。
それで、
ハヤブサが寝ている納屋に、
父親が、
クロロホルム染み込ませたタオル持って、
出向いて行った。
しばらくして、
父親の絶叫が響き渡り、
静かになった。
いつまで経っても父親が戻らないので、
ミツオは、
パソコンで、
格安墓石の一覧ページを見ていた。
そこに、
顔中引っ掻き傷の父親が来て、
ミツオに、
「お前もハヤブサと出て行け😡」と言った。