舞台は愛媛県四国中央市。 ここは紙の生産高日本一を誇る「紙の街」。
しかし、不況の影響で街は活気を失っていた。
この街の高校生、早川里子は四国中央高校の書道部の部長。 父は書道教師で父の影響で彼女は真剣に書道に向き合っていた。
同じ部の篠森香奈はクラブをもっと以前のように楽しく活気のあるものにしたいと願っていた。 そう、突然部を辞めてしまった岡崎美央のいた頃のように。
そんなクラブにある日、怪しい人影が・・・ 部員たちは泥棒だと思って墨をかけて撃退したが それは新しい顧問池澤だった。
その池澤の書道パファーマンスを見て シャッター商店街の中の文房具屋の娘、好永清美は閉店セールで 書道パフォーマンスを行い、賑やかに閉店をしよう、と考える。
だが・・・・
この映画には 元気のない日本の地方都市の現状が描かれています。
きっと昔は活気があっただろう商店街はみんなシャッターを下ろしてしまっています。
品質の良い和紙も 値段が高く売れません。
でも、そのなかで高校生たちは自分たちにできる街を明るくできることは何か考えます。
それに、書道はただ上手に書くだけではなく 楽しい、おもしろい、と思う気持ち、友達を思う心が大切だ、と気づいていきます。
『書道パフォーマンス甲子園』というのは 実際に高校生たちが考えた街おこしだそうです。
元気をもらえる映画だと思います。
しかし・・・
この映画のせいではないのです、でも、一日に2本映画を観てしまった私・・・
『春との旅』の印象が強くて・・・