
シリーズ第3弾です。
子どもの頃、ほんの少しだけお世話になった理容店を訪ねた明里は そのままその理容店に住むことになった。 そして彼女の心を癒してくれた時計の修理店の秀司とつき合うことに。
今回もふたりのほんのり温かな時間は続きますが 少しずつ変化も起きます。
ふたりだけの世界から 少し周囲の人たちも関係が出てくると 切ない思いもすることが出てきます。 いろんな経験を重ねながらふたりは絆を深めていくようです。
第一巻があまりにメルヘンチックだったので これでこのストーリーは終わるだろうと思っていたので第二巻が出たときはちょっとうれしかったです。
そして今回が第三巻・・・ ここまできたらハッピーエンドを目撃してしまいたいです。
この本と前後して『ビブリア古書堂シリーズ』を読み始めました。 最初はビブリアシリーズがメインだったのですが どちらかというとこちらの『思い出のとき修理します』シリーズの方がロマンチックで私は好きです。
幼い頃にちょっと戻って懐かしい場所に戻ってみたい、なんて思ったことのある方はもしかしたら 懐かしくせつない気分に浸れる本かもしれません。