高校の美術の時間、美術鑑賞の時間が多くありました。 その時間にいろいろな絵画を鑑賞できたのですがその時にシャガールの男女が空に浮いている青っぽい色の絵を見てなんだかメルヘンチックだなあ、なんて思っていました。
今回のシャガール展は絵画だけでなく彫刻、陶芸などもたくさん展示されていて シャガールのいろいろな作品を見ることができました。
思わず「こ、これは?」と思ってしまったのが彫刻作品。
うまく表現できないのですが 普通は四角の素材から丸みを帯びた形になっていくと思うのですが 元の形のまま側面を彫っていくので上から見たら四角がそのまま残ってなんとも不思議な彫刻でちょっとうれしくなりました。 いえ、私、小学生の頃粘土細工を作っていてなんで四角の粘土の塊をみんなうまく丸くしていくのだろう?とものすごく悩んだ経験があるのです。
シャガールはキュービズムやシュールレアリズムの影響もたくさん受けた作家だったことも今回の作品を見て初めて知りました。
私のイメージにあった 恋人たちが空に浮いている絵だけではありませんでした。
それから 彼の作品によく出ている街並みは彼の故郷、動物たちも彼の故郷にいる動物、一緒に口づけしている女性は彼の妻、彼の作品のモチーフについても勉強になりました。
そうそう、作品とは関係ないのですが 美術館でよくある『イヤホンガイド』ですが こちらでは借りるのではなく自分のスマホでガイドが聞けるようになっていました。
これはとても便利ですね。 スマホにして良かったとつくづく思いました。
作品とは全く関係ないのですが 子どもの頃住んでいた家の近くに『シャガール』という喫茶店がありました。
喫茶店なんてオトナの行く所だったので憧れていたのですが一度も入ったことがありません。
『シャガール』、その名前は私にとって不思議な世界の代名詞です。 お時間があればぜひその作品をお楽しみください。