
こちらの本、実は私が入会した日本山岳会の同好会MMCの読書会の10月の課題図書です。
残念ながら私は読書会の日には他の予定が入っていて参加することはできないのですが せっかくだから読んだみたいな、と思って図書館で借りてきました。
なんだか不思議な縁を感じる内容でした。
この秋から入った『富士山ウォーク』の説明会で読んでおくように言われていたのが 富士山の御師(おし)のことを書かれた新田次郎さんの『富士に死す』で そこで『御師』という言葉を初めて知りました。
そして先月、御岳山に行った時に御岳山にも御師の集落がある、と教えていただきました。
この『神坐す山の物語』の舞台がその御岳山の御師の家族の物語でした。
作者の浅田次郎さんの母方の実家が御岳山の御師の家系だったのです。
こうした流れがありこの本の背景がある程度分かってから読んだので ますます内容に興味がわきました。
主人公は『見えざるものが見える』力があるが それを苦痛と感じながら生きている。 彼の家系の一部の人が同じ能力があり 『神』を近くに感じている。
その『神』を感じながら生きている人々の物語です。
いくつかのエピソードがあったのですが ちょっとゾクっとする話も多かったです。(深夜に思い出すとかなり怖いかも・・・)
日本の山と文化、信仰のつながりは深くもっと学びたくなりました。
あっという間に読めるお勧めの本でした。