直木賞受賞作の映画化です。
花巻で質屋を営む宮沢政次郎に長男が生まれ『賢治』と名付けられた。
家族みんなで賢治を愛おしむが賢治は赤痢かかってしまう。 そんな賢治を政次郎は一生懸命看病をし、自分が腸カタルで入院してしまう。
やがて賢治は成長し中学を卒業すると質屋を継ぐことを拒否し進学を希望した。
妹トシのとりなしもあり賢治は農民のために働きたいと盛岡高等農林学校に入学するが 人造宝石の商売を始めたい、と言い出す。 その後賢治は日蓮宗に改宗したい、と言い出し東京へ家出をしてしまう。
そんな賢治の元へ妹トシが病に倒れたという電報が届き、賢治はトシのために物語を書き読み聞かせをし看病をするがトシは亡くなってしまった。トシがいないと何も書けない、という賢治に政次郎は自分が一番の読者になる、と声をかける。
これは宮沢賢治と家族の物語です。
新しい視点で描いた宮沢賢治、ということで ちょっとびっくりな感じでした。
清貧に生きた真面目な宮沢賢治、というイメージが・・・・
私が親だったらもっと怒ってるな、と思い、そして政次郎の深い愛情があったからこその賢治なんだなあ、と思いました。
可憐で意志の強いトシ役の森七菜さんがとてもステキでした。
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